プロフィールプロデューサーの独り言

きょうは終戦の日。
正しくは敗戦記念日。


敗戦を終戦と言い換えるのは
政治的意図が露骨でよいことではないが、


とりあえず終戦記念日で
定着している。


この日はたんに日本が降伏して
戦争が終わったというだけでなく
日本の歴史の上でも大きな転換点
となっている重要な日である。


２０１６年から８月１１日は
「山の日」として祝日になる
そうだが、


８月１５日の方は一向に
そのような話題は無い。


それはこの日を祝日にするのは
まだあまりにも生々しいし、
政治的な意図が強く出過ぎて
しまうからだろう。


しかし、祝日というのは、何も
ポジティブなことばかりではなく、


世界的に見るとネガティブな事件も、
国民としてその出来事を忘れないため
として採用されることがある。


日本人は良くも悪くも
忘れやすい国民だから


忘れてはならないことを
記憶に残すためには、
ネガティブなことがあった日を
記念日として制定することも
あっていいかもしれない。


個人においてもそうだが、
自らのヒストリーを語るとき、


ネガティブな、思い出したくないことは
とても重要な要素で、
その傍らや陰に思わぬ強みが
隠されていることがある。


敗戦は確かに屈辱であり、
悲惨であり、思い出したくない
ことかもしれないが、


そのことから多くを学び
後世に活かしたのもまた日本人
なのである。