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Posted by たまりば運営事務局 at

2015年02月10日

坪田信貴先生のセミナーに行ってみた④


目標を数値化し、日々の進捗も
数字で達成度を記録していくというのは
目標達成のためのごく一般的な手法だ。


だが、ビリギャルの坪田先生のやり方は
もっと徹底している。


たとえば挨拶で
「大きな声であいさつしよう」
などとけっして言わない。


先生の塾には音量測定器があり、
「測定器から1mの距離で80デシベルの声で
挨拶しよう」などと指導する。


冗談のような話だが、
数値化されない目標や指示は
受取る側の主観に左右されるため
目標にならないからである。


ビジネスでいえば
「もう少し頑張れ」ではなく、


「今月は前月比110%まで売ろうよ」
と言うようなものである。


そして坪田塾では数値目標に対して、
「100点を目指しましょう」ではなく、
「前回より〇%高い点を取りましょう」と言う。


前回より〇%と設定すると、
数値がわずかであっても複利計算になるので、
毎日やっていくと結果として大きな伸びになる
ことがわかっているからだ。


坪田塾で徹底しているのは、
「良い所出し」、「加点主義」「プロセス重視」、
「失敗の許容」、そして「感謝の伝達」の5つだそうだが、


そこにはこんな数値目標のたて方が
ベースになっている。





  

  • Posted by グッドリスナー at 17:00Comments(0)ビリギャル

    2015年02月09日

    坪田信貴先生のセミナーに行ってみた③


    物事において成功するためには
    目標設定が重要であるとは
    誰でも知っていることである。


    だが、多くの場合、この目標設定が
    適切でないとビリギャルの坪田先生は言う。


    一つは、「自分の今のポジションから
    想像できる範囲の中で目標を選んでしまうこと」
    である。


    偏差値38だったビリギャルも
    当初は慶大現役合格など当時の彼女にとって
    想像できない範囲にあることで
    目標とは考えなかった。


    しかし、目標設定の段階で想像できる
    範囲の目標を選んでしまうと、
    本人のモチベーションは
    けっして高まらないのである。


    もしビリギャルが一年間頑張れば
    なんとか合格できるレベルの目標を選んでしまったら
    本人のやる気は上がらず、結果として
    その目標すら達成できなかったかもしれない。


    次に目標設定違いの二つ目は、
    「目標が本人にとってワクワクする
    目標になっていないこと」
    だそうである。


    このワクワクするというのは難しく、
    本人でさえ自分が何にワクワクするのか
    気付いていない場合が多いらしい。


    先生によれば、
    人には必ず興味のあることや
    ワクワクすることがあるのであり、
    先生はそれを日常会話の中から
    丹念に探り出していく。


    ビリギャルの場合、当初坪田先生が
    「東京大学と慶応大学、どっちが好き?」
    と聞いたところ、


    彼女は「東大はガリ勉でダサい
    学生が多いイメージでカッコよくない」、


    「その点慶応大学はスマートで
    カッコいいイメージだよね」と答えたという。


    その結果、彼女の価値観の第一は「カッコよさ」
    にあることがわかり、受験する大学として
    慶応大学を目標に設定した。
    (別に東大生がカッコ悪いとは思わないが)



    ビリギャルは、
    自分がスマートなイメージの慶大生に
    なることを想像してワクワクしたのである。


    ところでこのワクワク、探し出すためには、
    「20答法」や「私の100」、「プラチナチケット」
    というワークがある。


    「20答法」は「私は〇〇です」の〇〇に
    該当すると思うことを20個書き出すことで、


    「私の100」は自分の人生の実績を
    些細なことも含めて100個書き出すこと、


    「プラチナチケット」は、書いたことが何の制約も無く
    実現するとしたら何をしたいかを書き出す
    ワークである。


    これらのワークによって、
    本人と指導する人が
    その人がワクワクすることを目標として
    設定をすることが出来る。


    先生の話を整理すると、
    「今の自分が想像できる範囲を超え、
    かつ自分自身がワクワクするような目標」
    設定が正しい目標設定ということになる。



      

  • Posted by グッドリスナー at 17:00Comments(0)ビリギャル

    2015年02月08日

    坪田信貴先生のセミナーに行ってみた②


    「地あたまがいい」という言葉がある。


    この言葉は、本人の努力ではなく、
    元々本人が備えている基礎知力
    のようなものを指している。


    スポーツの世界では
    「もともと運動神経がいい」などと言うが、
    この言葉も同じような使われ方をする。


    だが、坪田先生によると
    「地あたま」などというものは存在せず、
    たまたま成功した人を見ているから
    言う言葉に過ぎないという。


    坪田先生が書いた「偏差値38のビリギャルが
    一年で慶応大学に現役合格した」実話に対して、


    「たまたま指導する前は成績が悪かっただけで
    ほんとうは頭が良かったんでしょ」
    つまり、「地あたまが良かっただけ」と
    よく言われたそうだ。


    だがそのような言葉は、
    彼女が慶大に現役合格した事実を人々が
    知っているからそう言っているだけで


    もし不合格だったら誰もそんなことを
    言わない話である。


    つまり、人は事後的に大学のラベルを見て
    言っているに過ぎない。


    先生によれば数々の同様の実績において、
    指導した生徒たちが潜在的に優れていた
    ということは特に無いそうで、


    だいたい平均的なレベルの学校の中で
    学年360人中270番くらいの子が多いそうだ。
    (クラスでは40人中30番くらい)


    つまり、多くの場合
    「才能は元々備わっているものではなく、
    努力の結果に過ぎない」
    というのが先生の考え方だ。


    世の中に神がかり的に頭のいい人が
    存在することは確かだが、


    それ以外のほとんどすべての人は
    努力しないことの言い訳として
    「運動神経がいい」とか「地あたまが違う」
    と言っているだけのようである。



      

  • Posted by グッドリスナー at 17:00Comments(0)ビリギャル

    2015年02月07日

    坪田信貴先生のセミナーに行ってみた①

    昨日、大手オフィス用品販売会社主催の
    無料セミナーを受講した。


    自分が受講したのは、
    坪田塾の坪田信貴塾長のセミナーだ。


    坪田先生は、大ベストセラーであり、
    有村架純さん主演で映画化された
    「ビリギャル」の著者である。


    「ビリギャル」は坪田さんが偏差値38、
    学年ビリの女子生徒を、
    たった一年足らずの間に
    慶応大学に現役合格させた実話を
    題材としたノンフィクションである。


    セミナーのテーマは、ひと言でいうと
    「普通(普通以下)の人をいかに成長させるか」で、
    ビジネスの場にも通用する内容となっている。


    先生の実績は素晴らしく、
    ビリギャル以外にも偏差値40の
    男子生徒を国立大学の医学部に
    現役合格させたり、


    その生徒の42歳の叔父を
    同じく国立大学医学部に合格させたりと
    他にも数えきれないくらいたくさんある。


    「誰だって素晴らしいのだ」というのが
    このブログのテーマなので、
    このセミナーの内容は何回かに分けて
    書こうと思う。



    坪田先生がなぜそんな魔法のような
    ことが出来るのか、
    それにはいくつもの秘訣がある。


    だが要にあるのは、
    「どんな人でも手順を踏んで
    きちんとやれば必ず出来るようになる」
    という揺るがぬ信念だ。


    つまり人の能力というものに
    きわめて肯定的であることである。


    冒頭のビリギャルの女子生徒は、
    高校二年生になっていたのに
    「聖徳太子」を「せいとくたこ」としか読めず、
    なんと算数では九九も出来なかった。


    しかし女子生徒本人の価値観が何にあるのか、
    対話からくわしく聞いた上で、
    本人にとってワクワクするような目標を設定し、
    それに向かってまず戦略をたて、
    詳細で緻密な指導を
    根気よく行っていった。


    そんなやり方なんて今時どこでも
    やっていると思うかもしれないが
    そうではない。


    坪田先生の場合は例外をつくらず、
    直接の学習内容以外のことにまで
    それを根気よく徹底する。


    先生によれば、
    「山の登りはじめこそ細かい声掛けが必要」で、
    「いったん心が折れてしまったら山は登れない」
    そうである。



      

  • Posted by グッドリスナー at 17:00Comments(0)ビリギャル