2015年02月09日
坪田信貴先生のセミナーに行ってみた③
物事において成功するためには
目標設定が重要であるとは
誰でも知っていることである。
だが、多くの場合、この目標設定が
適切でないとビリギャルの坪田先生は言う。
一つは、「自分の今のポジションから
想像できる範囲の中で目標を選んでしまうこと」
である。
偏差値38だったビリギャルも
当初は慶大現役合格など当時の彼女にとって
想像できない範囲にあることで
目標とは考えなかった。
しかし、目標設定の段階で想像できる
範囲の目標を選んでしまうと、
本人のモチベーションは
けっして高まらないのである。
もしビリギャルが一年間頑張れば
なんとか合格できるレベルの目標を選んでしまったら
本人のやる気は上がらず、結果として
その目標すら達成できなかったかもしれない。
次に目標設定違いの二つ目は、
「目標が本人にとってワクワクする
目標になっていないこと」
だそうである。
このワクワクするというのは難しく、
本人でさえ自分が何にワクワクするのか
気付いていない場合が多いらしい。
先生によれば、
人には必ず興味のあることや
ワクワクすることがあるのであり、
先生はそれを日常会話の中から
丹念に探り出していく。
ビリギャルの場合、当初坪田先生が
「東京大学と慶応大学、どっちが好き?」
と聞いたところ、
彼女は「東大はガリ勉でダサい
学生が多いイメージでカッコよくない」、
「その点慶応大学はスマートで
カッコいいイメージだよね」と答えたという。
その結果、彼女の価値観の第一は「カッコよさ」
にあることがわかり、受験する大学として
慶応大学を目標に設定した。
(別に東大生がカッコ悪いとは思わないが)
ビリギャルは、
自分がスマートなイメージの慶大生に
なることを想像してワクワクしたのである。
ところでこのワクワク、探し出すためには、
「20答法」や「私の100」、「プラチナチケット」
というワークがある。
「20答法」は「私は〇〇です」の〇〇に
該当すると思うことを20個書き出すことで、
「私の100」は自分の人生の実績を
些細なことも含めて100個書き出すこと、
「プラチナチケット」は、書いたことが何の制約も無く
実現するとしたら何をしたいかを書き出す
ワークである。
これらのワークによって、
本人と指導する人が
その人がワクワクすることを目標として
設定をすることが出来る。
先生の話を整理すると、
「今の自分が想像できる範囲を超え、
かつ自分自身がワクワクするような目標」
設定が正しい目標設定ということになる。
Posted by グッドリスナー at 17:00│Comments(0)
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