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2015年01月10日

短期的な成果を追い求めるようになった球界の盟主


プロ野球ヤクルトから巨人にFA移籍した
相川選手の人的補償として、
ヤクルトは高卒二年目の奥村内野手を指名した。


巨人側としては、指名されては困る選手を
プロテクト対象選手として名簿に入れ、
保護することが出来るのだが、


プロテクトの人数には制限があり、
奥村選手はリスト外だった。


では奥村選手が巨人にとって
流出してもいい選手だったかというと
全くそうではなくて、他球団も羨む
将来を嘱望されている若手の有望株だった。


巨人は最近即戦力ばかりを集める傾向が強く、
若手の育成システムが整っていないので
高校側の指導者の評判もよくないという。


今回の指名について巨人は憤慨したそうだが、
そんなに大事な選手なら
プロテクトリストに入れておくべきであり、
育成軽視の批判は甘受しなくてはならない。


成功している組織が守りに入る時、
育成よりも即戦力重視になることは
プロ野球球団ならずともよくあることだが、


昨今は短期的成果を重視するあまり
人を育てる我慢の足りない組織が
多くなっていると感じる。


新卒より中途採用を重視する傾向も
同じ理由からである。


若手育成と短期的成果の両立は
難しいことだが、
組織としての理念やポリシーが
問われていることではある。




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    Posted by グッドリスナー at 17:05│Comments(1)時事ニュースから
    この記事へのコメント
    こんにちは、ヤクルト・ファンです。

    実はヤクルト最大の懸念材料は内野手の高齢化でした。
    こういうのを巨人が見落とすのは、
    やはり球団の体質的なものなのでしょうか。
    Posted by trefoglinefan at 2015年01月26日 14:34
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      コメント(1)