たまりば

多摩のコミュニティビジネス 多摩のコミュニティビジネス多摩市 多摩市

2014年08月10日

味の素の問題CMについて


味の素が、YouTubeで流して
いたCMが物議を醸し、
7月いっぱいで公開を中止した。


CMの内容は、
主人公の女性が朝早く起きて
子どもたちのお弁当と朝食の準備、


夫はその間何もせず
パソコンをいじっているだけ。


その後、女性は洗濯、
子どもの着替えと大忙し。


しかしその女性は専業主婦
ではなく、子どもを保育所に預けて
出勤、仕事をして、また保育所に
迎えに行くという内容だったらしい。


らしい、というのは自分は
そのCMを見ていないので
そのCMの内容がひどいとして
記事を書いた東洋経済オンラインを
見ただけだからである。


約40年前に、
「私つくる人、ボク食べる人」という
セリフのCMが問題になって放映を
中止されたことがあったが、


記事を書いた人は40年経っても
何も変わっていないと憤慨していた。


確かに、食事はお母さんが作るもの
というのは固定観念で、


ましてや収入の多寡にかかわらず
女性も働いているのだから
女性だけに家事負担を押し付けている
かのような内容はひどい。


元々家事の役割分担は
固定的なものではなく、


日本でも女性も働き手の
地域では、男性があたりまえのように
食事を作っていた。


山梨県に「吉田うどん」というのがあるが、
あれは機織りで忙しい妻のために
夫が簡単に作れてお腹いっぱいになるものを
として考案された食べ物だという。


自分はと言うと、実家では
当時の過程には珍しく
食事づくりを父親が主に担当
していた。


だから自分にとっては、
おふくろの味より
おやじの味の方が、
より多く記憶に残っている。


そんな家庭なので、
自分も兄も
男が食事を作ることに
何の違和感もなく育った。


共働きの状態なら、夫が家事を
負担するのは当然であって、
お手伝いという感覚すらもオカシイ。


男女雇用機会均等とはいうものの
こんなCMが最近でも制作されるのをみると
根底のところで変わるのは容易ではない。


考え方の基本は幼少期、
家庭でかたち作られると思う。


世のお父さんはせいぜい
できる家事をやるところを
心して子どもに見せるべきである。




  • Posted by グッドリスナー at 23:55│Comments(0)
    上の画像に書かれている文字を入力して下さい
     
    <ご注意>
    書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
    削除
    味の素の問題CMについて
      コメント(0)