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2014年06月27日

似ていても役割の違う開発と製造の仕事

またまた仕事の話。
興味ない方は読み飛ばして
ください。


かつてメーカーに在籍し、
新事業において開発と
製造の両方に関わってきた。


ものづくりに関わったこと
の無い人にとって


開発と製造など
同じカテゴリーの作業に
見えるかもしれない。


だが、ミッションは全く
異なっていて、
考え方も全く違う。


機械の開発製造に例えて
わかりやすく言えば、


開発はたった1台だけ
今までにない
動くものを作ればよいが、


製造は1万台作ったら
そのすべてが正常に動くものを
作らなくてはならない。


どちらにも苦労はあり、
どちらがエライというものではない。


開発と製造は、近いところに
居ながら到達点が異なるので
意思疎通がうまくいかないことも多い。


開発段階で製造の意見を
取り入れすぎると
それが制約となり、


クリエイティブな部分が
損なわれてしまうことがある。


つまり、ありきたりで
売れない品物ができあがる。


しかし、開発に製造の観点が
欠けていると高コストだったり、


故障の多い、あるいは歩留まりの
悪い製品が出来上がる。


つまり、モノの開発製造は
そのバランスを取りつつ
進める必要がある。


そんな時こそ
調整役としての
プロジェクトリーダーの
出番となる。


リーダーはチームに対して
羅針盤となって
常に到達点を見失わないように
する役目である。


モノづくりの場合、
市場性があってクリエイティブ、


かつ信頼性が高く
低コスト。


そのバランスが取れて
初めて売れる可能性のある
モノが世の中に出てくるのだ。




  • Posted by グッドリスナー at 21:00│Comments(0)
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