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2014年06月02日

すごい話し手は例外なく聴き上手


話の上手な人は
聴き上手というが、
これは本当のことだ。


なぜ、聴くのが上手な人は
話が上手なのか?


そのポイントは、
「話の聴き上手といわれる人は
相手の反応を見ながら話をする技術に
長けている」
からである。


大勢の聴衆の前で
一方的に話をする場合であっても


話の達人は、聞き手の仕草や表情を
注視していて、些細な反応を見逃していない。


言葉にはなっていなくても
無言ではあってもたくさんの
メッセージを聴衆は発している。


間の取り方は、スピーチにとって
重要なものだが、
これを適切に取るには、
聴衆の反応によって
現場で微妙に調整が必要になる。


また、分かりにくい言葉や表現
に対して、「どうも分かってくれていないな」
と感じた時は、分かりやすい表現を
追いかけてかぶせる。


逆に、聴衆がこの先をもっと聞きたいと
感じているなと察した時は、
より詳しく、強い言葉でたたみかける


話し上手な人というのは
これらの呼吸を心得ていて
絶妙に話をコントロールしている。


名人といわれる落語家や
講談師、歌舞伎などの舞台役者、
そして伝説的プレゼンスピーカーに
みな共通していることである。


だから、誰も聴衆のいない、
収録のために機器に向かって
話すような場合では
こうしたことが出来ないので、
名人たちにとっても喋りにくいものらしい。


プロのアナウンサーの方でも
スピーチやプレゼンテーションが
上手とは限らない場合があるのは、
プロと言えども聴衆の無言のサインを
受け取れる人ばかりでないことが
理由としてあるのかもしれない。


しかし、聴衆の微妙な反応をキャッチして
当意即妙に話をコントロールすることは
並大抵のことではないだろう。


場数ももちろん必要だが、
何よりも話し手自身が
それを感じ取れる感受性を
磨いておかなくてはならない。


天与の才の場合もあるだろうが、
そうでない大多数の人は
実体験から学ばなくてはならない。


それには、どんな人の話でも
よく聴き、表彰や仕草を含めて
観察することである。


そして、それを書き留める。
記録する。

また、話し上手な芸人さんの
話し方、間の取り方をテレビではなく
ライブで聴衆の反応とともに
よく観察する。


そんなことを一つ一つ
積み上げていくしかないと思っている。
グッドリスナーになるために。




  • Posted by グッドリスナー at 16:00│Comments(0)
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