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2014年05月05日

会社のブランド力と自分のブランド


会社員の時はあまり意識しないが、
会社のブランド力というのは
大変大きなものである。


そこそこの企業になれば、
社員が考えているより
遥かに大きなブランド力を
例外なく備えている。



会社員の時は、
それがあまり感じられないので、
大きな仕事を担当すると
自分の力で出来たと錯覚する。


大企業では一つの
プロジェクトで数百億円、
ときには数千億円の売上を
あげることはザラにあり、
個人で成し得ることとは
ケタが違う。


ブランド力のある会社の一員
であるからこそ出来た
ということがほとんどである。


よく言われるように
企業人の時のまま、
同じ尺度で個人事業を起業したら
失敗するのは当然と思う。


だから企業から離れたら
何もできない
などと言うつもりはさらさらない。


企業とスモールビジネスでは、
目標もアプローチも
そして立ち位置も全く別だから
そもそも比較することじたい
無意味である。


会社の仕事とは
看板という信用力をバックに
いかに部分として分割された
仕事を完ぺきにこなすか
に尽きる。


しかし、スモールビジネスの場合は
大きな信用力は不要で、
そのビジネスを必要としている人に
安心感を与える信用力があればよい。
その上で、分割されていない全体を
こなしていくことになる。


会社の仕事では、
担当している部分の仕事以外は
やらなくてよいが、
担当している仕事のボリュームと
精度は高くなる。


個人の仕事では、
全てにわたって気を配る必要
がある反面、仕事全体の
ボリュームは格段に小さくなり、
個々の精度も会社仕事ほどではない。


会社を飛び出すと
個人としてできることの小ささに
まず気づかされるが、
逆に出来ることも多いのに気がつく。


だから、
会社を辞めて個人としてやっていく
ということは、覚悟や意地ではなく、
会社仕事との違いを割り切って
受け入れられるかにある

と思う。


多くの会社は、
成長し続けることで
組織としての存在意義を
担保しているかのように見える。


だが、スモールビジネスの場合は
規模的に成長し続けることに
あまり意義はない。


両者の違いを完全に
割り切って考えられる人が
成功する
のだと思う。




  • Posted by グッドリスナー at 11:28│Comments(0)
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