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2014年10月09日

用いる時は鼠虎になり、用いざる時は虎鼠となる


標題の「用いる時は鼠虎になり、
用いざる時は虎鼠となる」というのは
古いことわざで、


意味は、人は大事な地位に登用すれば
本人が持っている以上の力を発揮するが、


登用しなければ持てる能力すら
発揮できないという意味である。


このことわざは、言い得て妙であって、
実際組織において頻繁に目にする。


当初はその地位や役職にふさわしい
能力やパフォーマンスが無くても


しだいにそのポジションに相応しい
力を発揮する例というのは実に多い。


特に集団での意思決定を重視する
古い安定した企業などのトップには
このタイプの人が多い。


ただし自分は、鼠が虎になるためには、
条件がつくと思っている。


本人がポジションに就く前の
引き出しが多いことと、


就いて後勉強、努力する向上心が
ある場合である。


元来人間の能力には大差はなく、
本人の心掛け次第で誰でも大きく変わる
可能性は持っている。


機会は均等ではないが、
ふだんから準備している人間は


そのポジションに就いてから力を
発揮できる可能性が高いと思う。


もっともこのことわざで気になるのは
後ろ半分の方である。


いくら高いポテンシャルを持っていても、
それにふさわしい場が無ければ、


持っている力を発揮できないというのも
実際よくあることだからだ。


「角を矯めて牛を殺す」という言葉も
あるけれど、


せっかくの能力も使う機会を
与えなければどんどん退化してしまう。


自分の中に眠る能力は、
自分では気づきにくい。


早くから人に引き出してもらう準備を
しておくことにしくはない。




  • Posted by グッドリスナー at 12:00│Comments(0)
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