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Posted by たまりば運営事務局 at

2014年09月30日

野菜ジュースで野菜不足は補えない!?


食品の安全性について書かれた本は
たくさん出ているが自分は読まないようにしている。


その理由は、どれも「ある研究の成果」
であって、「説」の域を出ていないと思うことと、


仮に書かれていることが真実だとしても
今の時代、気にしだしたらきりがないと
思っているからだ。


しかし、野菜ジュースに関しては
前々から不思議に思っていたことがある。


それは、これ一本で野菜一日分などというが、
本当にそうなのかということ。


野菜を本格的に取ろうとすると
おカネも手間もかかる。


たとえばトマト。


今スーパーに行くと、
だいたい中サイズ4個入りで
398円くらいと思うが、


それだけあったら野菜ジュースの
パックが3本は買えてしまう。


もちろんサラダで食べる時、
トマトだけということも
あんまりないので他の野菜も入れる。


だからけっこうおカネがかかる。


それが飲むだけでいいなら
とても簡単で安価である。


しかし、食品添加物の神様とよばれる
業界に精通している安部氏によると、


野菜ジュースの栄養価はきわめて怪しい上に
成分非公表の添加物が多くて非常にヤバイ
らしい。


野菜ジュースとして販売されている
多くの製品は「濃縮還元」で、
しぼったものそのものではない。


外国で収穫した野菜から、
ノドごしの悪くなる食物繊維などを取り除き、
体積が1/5になるまで煮詰め、
その上で日本に輸入する。


この濃縮ジュースに
水を加えてもどせば日本国内生産品になる。


煮詰める段階で栄養素が壊れている上に
風味を取り戻すために香料や
「調味料」「乳化剤」「pH調整剤」「酸味料」、
「苦味料」などを添加する。


これらはすべて一括表示が認められていて
詳細な成分は未公表である。


成分によっては人体に有害なものが
含まれていてもチェックできない。


さらに人の味覚には色味が先行情報として
優先するので着色料が幅をきかせている。


製品によってばらつきは多いようだが、
野菜ジュースの実体はかなり怪しいと
いわざるをえない。


一日分の野菜に匹敵というのも
成分分析で計算上そうなるというだけで


野菜として食べた時の栄養効果と
比較しての話ではない。


腕時計の10気圧防水と
100m防水の実際の実力値が
異なるのと同じである。


米国ワコールが「痩せる下着」として
販売したことが科学的根拠が無いとして
米国司法当局から咎められ、
巨額の和解金を支払うことになったばかりだが、


野菜ジュースメーカーの商品名や
誇大(の可能性のある)宣伝文句は
アブナイかもしれない。


まあ何にしても安易、安価には
ウラがあるということだね。



  

  • Posted by グッドリスナー at 23:55Comments(0)

    2014年09月30日

    聞き上手になるポイントとは?


    話し上手は例外なく聞き上手
    とはいわれるが、それは本当だ。


    ダメな営業マンほどよく喋るというのも
    お客の話を聞いていないからである。


    人というのは本質的に自分の話を
    聞いてもらいたいものである。


    それなのに喋らせてもらえないと
    とてもストレスを感じる。


    聞き上手と呼ばれる人たちは
    相手に気持ちよく話をさせながら


    さりげなく短い言葉で
    こちらの伝えたいことを話し、
    聞き手の理解を得る。


    だから話し上手でもあるのだ。


    それではこの聞き上手になるには
    何に気をつけなくてはならないか。


    いろいろあるが集約すると
    「聞く姿勢」「相づち」「黙って聞く」
    の三つである。


    「聞く姿勢」とは、相手の話を聞く時の
    姿のことである。


    最大のNGは「腕組み」をして聞くこと。


    手持無沙汰になるとついやってしまいがちだが、
    これは話し手にとっては「拒否」のポーズである。
    気持ちよく話す気が失せてしまう。


    少人数のセミナーに行くと
    受講生でもけっこう腕組みをしている人
    が目につくが、
    講師の側にすると
    あれはとても話しにくい。


    自分も講師の経験からも
    話しにうなずいてくれる人以上に
    目に入ってしまう。


    せっかくお金と時間をかけて
    セミナーに参加しているのなら
    講師に気持ちよく話させてあげる方が
    自分も得をする。


    次にその「相づち」。
    これは話し手にとっては
    「受け入れ」のポーズだから、


    話を引き出す聞き上手にとっては
    必殺のアイテムである。


    大げさにやるとあざといが、
    適度に小さくうなずくだけで
    話し手の気分はのってくる。


    そして最後に「黙って聞く」。


    実はこれが一番難しい。


    テレビのニュース番組を見ていても
    MCなのにこれが出来ていない人がいて、


    しょっちゅうレポーターやコメンテーターの
    話の腰を折る人かいる。


    自分自身、経験の浅い営業マンだった頃、
    ついついお客と話ししていて、


    知っていることを話ししたくなり、
    気付いたら自分だけが喋っていた
    ということがある。


    だいたい人というのは会話の最中で
    次に何をしゃべろうか考えを巡らせているので、


    喋ろうとすればするほど
    相手の話を聞いていない。


    黙って相手の話を聞くコツは、
    「相手の言葉から何かを知りたいと
    思いながら聞くこと」である。


    会話の主役は相手であって、
    主役の会話からいつも何かを得ようと
    思ってひたすら聞くのである。


    そうすると次に自分が何を話そうか
    などと考える余裕はなく、
    相手の話に集中するようになる。


    つまり、会話の相手をリスペクトし、
    尊重する姿勢を持つことが重要なのである。



      

  • Posted by グッドリスナー at 12:00Comments(0)

    2014年09月29日

    御嶽山の噴火は人知の及ぶ範囲か


    おととい御嶽山が突然噴火し、
    多くの被災者が発生した。


    今年は自然災害がとても多くて、
    台風、大雨、噴火とこれでもかの状態。


    日本は世界の中でも治安が良く、
    自然も素晴らしい国だが、
    自然災害に関しては世界一危険な国
    なのかもしれない。


    今回は最悪のタイミング(紅葉の季節、
    土曜日、晴天のお昼時)で起きたため
    とても多くの人が罹災した。


    これから詳しいことがわかってくるだろうが、
    メディアでは早くも
    「事前に警告を出せなかったのか」が
    論じられ始めている。


    まあお決まりの「誰かを悪者にしないと
    収まりがつかない」精神なのだろう。


    しかし、今回のような人的被害、
    避けることは出来たのだろうか。


    まだ詳しいことはわからないが、
    自分は無理だったろうと思っている。


    確かに結果論的には火山性微動が
    このところ多くなり、
    前回の噴火の前以来の回数を記録した日
    もあったという。


    だが、それで警告を出し、入山禁止まで
    できたかは別問題である。


    地震予知もそうだが、予告警報や
    行政命令を出して外した場合、
    大変な非難が予測される。


    面白い話がある。


    警報器の開発に関与していた頃、
    あるセキュリティ機器メーカーの人と
    話をする機会があった。


    その人いわく、欧米人にとっては、
    セキュリティ機器の感度は敏感なほどよく、


    仮に100回作動して、
    そのうち99回が誤報であっても、
    正しい作動が1回あればその方がいい
    と考えるのだそうだ。


    対して日本人は、誤報にはきわめて不寛容で、
    100回鳴ったら99回は正しい作動でないと
    気が済まない。


    今回の噴火にしても、監視側としては
    少しの兆候でも警報を発したいところだが、


    もし警報を出したのに誤報になることが続けば、
    「安易に警報を発している」
    「甚大な風評被害」、「警報システムの問題点」
    などと騒ぎ立てるだろう。


    つまりはメディアの反応など
    典型的な「後知恵」に過ぎない。


    観測精度を高め、今回のような悲惨な
    ことがおきないようにすることは
    もちろん必須のことだが、


    世の中に人知の及ばないこともある
    のは、国民もメディアも認めなければならない。



      

  • Posted by グッドリスナー at 23:55Comments(1)

    2014年09月29日

    就活勝ち組と負け組 二極化が進む2016年以降


    就活2016年問題、
    その頃の雇用情勢については
    まだ推測できないが、


    仮に今のままの雇用情勢で推移したとしても、
    就活の勝ち組(大嫌いな言葉だが)と、


    負け組(もっと大嫌いな言葉)に二極化すると
    多くの専門家は推測している。


    就職上位校の就活意識の高い学生と
    それ以外の学生の二極化である。


    就活というのは、
    割り切れば自分を商品に見立てて
    企業に売り込む行為だから、


    事前にどう準備しておくかは
    成否を分ける大きなポイントになる。


    就職上位校の学生といえども
    何の準備もせずに就活に入ると
    返り討ちに遭う可能性もある。


    ましてや上位校以外の学生や、
    就活意識の低い学生の場合は
    言うまでもない。


    リクナビエントリー全盛となった今、
    企業側からすれば数多いエントリー学生の中から、


    コンタクトする学生を選ぶことじたいが
    困難になってきている。


    学校OBのリクルーターが
    やってこないような学校では、
    就活開始以前にコンタクトできる機会を
    できるだけ作っておくこともまた必要だ。


    定期採用というのは、
    企業側から見れば戦力の購買だから、


    購買部(人事部採用部門)は、
    購買(採用)にあたっては
    まがい物や見かけ倒しをつかまされないように
    細心の注意を払って吟味する。


    しかし、通り一遍の品定め(面接)
    ではなかなかわからないので、


    取りあえずスペック(経歴・履歴)を
    物差しにする。


    あとは営業マンの熱意
    (就職したいという本気度)を確かめる。

    これは個人が高額商品を購入する時
    の行動とも共通する。


    例えば高級車を購入するとしたら
    まずメーカー(就職の大学に相当)を決め、
    次に仕様や基本性能(経歴や成績)を調べ、


    支払い可能な価格(賃金)で買える範囲か
    照らし合わせ、


    アフターサービス(入社後の安定的な勤務)
    が万全かを確認する。


    そして最後はディーラー営業マンの熱意、
    お客(採用側の企業)を第一に考えてくれているか
    で購入(採用)の決断をする。


    しかし実はこれに加えてもっと強力な
    意思決定に至らせる要素があるのだ。


    それは、
    「信頼できる人からの紹介」である。


    ちょっと高額なものを購入する時、
    購入者レビューを参考にしないだろうか。


    購入者レビューは、ガセや中傷も多いが、
    時にどんな情報よりも参考になる場合がある。


    最近はマーケティングでもこの「クチコミ」が
    非常に重視されてきていて、


    いかにアーンドメディア(SNSやブログなどの
    双方向情報)を使うかが研究されている。


    個人起業においても、
    ブログ、SNS、ホームページのトライアングルを
    連携させて顧客の信頼を築き、
    囲い込むかのテクニックをとても重視している。


    買おうか(採用しようか)判断に迷う時、
    「信頼できる人」の一言にはとても重みがある。


    「信頼できる人」というのは、
    顧客(採用企業)にとって
    利害の無い立場の人である。


    就活では、リクルーターも含めて、
    その企業にとっての「信頼できる人」を
    見つけ出すことがポイントになるだろう。


    平凡だが、就職部、学校OB、
    ゼミや研究室の先輩、
    学校以外での付き合いある人との
    信頼関係を築くことが
    まずは第一歩である。



      

  • Posted by グッドリスナー at 12:00Comments(0)

    2014年09月28日

    年功型賃金制度からグローバル企業標準の賃金制度へ 吉と出るか


    年功序列方賃金制度は
    以前ほど厳密に行われなくなったが、
    今も多くの企業で基本的には採用されている。


    その是非については、
    もうウンザリするほどいろいろな意見が出され、
    そして脱却の試行が繰り返されている。


    日立製作所は管理職向けの新賃金制度を導入し、
    年功ではなくポストや成果で報酬を決める
    方向に改めようとしている。


    日立以外にも、ソニー、パナソニック、
    日産自動車、ユニクロなど


    世界のトップ企業を睨んだ世界標準の
    賃金制度に改めている。


    だが、この年功vs能力主義の制度問題、
    いまだに賛否両論である。


    どんな制度も万能ではなく、
    一長一短ではあるから簡単には
    結論が出ないだろう。


    だが、世界標準に合わせるというのは
    ちょっと引っ掛かる。


    世界標準でないと生き残れない
    などと言うが、本当にそうだろうか。


    グローバル会計など投資家の顔しか
    見ていない制度では、
    本家のアメリカがデタラメを極めているし、


    取り入れた日本も、
    半期決算、四半期決算、はては毎月決算などと
    目先の数字だけを追う経営に限界が来ている。


    年功賃金が良いとも思わないが、
    一時的な成果や短期の能力評価に
    重きを置いた制度は、


    長期的視野に立った取り組みや
    会社への帰属意識にとって
    とても弊害が大きい。


    すぐに結果の出ることばかりが評価されると
    10年後、20年後に花咲く仕掛けなど
    到底評価をされないだろう。


    そしてそれ以上に、
    総じて意思決定の官僚化が進んでいる
    今の大企業で、


    そもそもポスト主義、成果主義の賃金制度など
    機能するのだろうか。


    富士通は、最も早く成果主義の
    賃金制度を取り入れた企業だが、
    うまく機能せず、元に戻した。


    自分が思うに、官僚的な意思決定しか
    やってきていない企業が、


    形だけ能力主義の賃金制度を取り入れるなど
    愚の骨頂である。


    真にポスト主義、成果主義を成り立たせるには、
    意思決定の硬直化していない
    自由な企業風土が必須であるはずだ。


    年功制度というのも、
    それが採用されてきた必然があり、


    それはその企業の文化や歴史に根差す
    ものであるからだ。



      

  • Posted by グッドリスナー at 23:55Comments(0)

    2014年09月28日

    オバケは自分の心が生み出す幻影なのかもしれない


    大相撲で今場所快進撃を続ける
    逸ノ城関、大の苦手は「オバケ」だという。


    自分自身が怪物(=化け物)と
    よばれているのに可愛らしいことだ。


    この「オバケ」、テキサス大学の研究から、
    自分自身の心が作り出す
    幻影である可能性がある。


    人の脳は、動揺している時に
    特徴的なパターン認知をしている。


    被験者を集めてコンピュータによる
    イラスト分析を行わせ、


    分類根拠が明白なグループと
    デタラメ無秩序のグループの
    二つを見せて分類させる。


    するときちんと分類できるグループの
    時は冷静にパターン認知を行うが、


    デタラメグループの時は
    当然だが分類できないので
    被験者は動揺する。


    その動揺した状態で被験者に
    白黒のランダム画像を見せると


    実際は何も描かれていないのに
    勝手に想像を働かせ、
    家具や動物、人の顔などを見出す。


    柳も幽霊に見えるとはまさに
    このような時かもしれない。


    心霊写真なども何かのパターンを
    見出そうと思って見るから
    「見えてしまう」のである。


    人の脳の認知は、コンピュータのような
    機械の認知の仕方とは異なっていて、


    情報を自分で補って認知する
    という特徴を持っている。


    この能力のおかげで状況を
    素早く認識できるのだが、


    反面、自分で見たと思っているものが
    実際に存在しているとはかぎらない。


    見えていると思っても
    それは自分の想像の産物かもしれない。


    しかし考えようによっては、
    この勝手に補ってしまう能力は
    とても素晴らしいとも言える。


    感性が豊かというのは、
    同じ物を見ても自分自身の頭で
    情報を増幅し、足りないところに情報を
    付け加える能力である。


    それこそ一朶の雲を見ても
    想像を膨らませ、
    涙を流すこともできるというのは、
    実に人間らしい行動ではないか。



      

  • Posted by グッドリスナー at 12:00Comments(0)

    2014年09月27日

    歩きスマホ 男と女どっちが多い?


    歩きながらスマホをやっている人、
    本当に多いよね。


    誰でも歩いていてぶつかりそうになった
    経験があると思う。


    イヤホンをしながら歩きスマホをしている人もいて、
    音も聞こえていないので実に危ない。


    ところでこの歩きスマホ、
    男と女ではどちらが多いと思うだろうか?


    これについての統計的調査は見たことがないが、
    自分は感覚的に女性が多いと感じていた。


    そこで昨日、最寄駅から帰宅するまでの間、
    何人の歩きスマホがいて、
    そのうちの男女数をカウントしてみた。


    結果は、帰宅するまでに13人の歩きスマホの人に遭遇、
    うち男性は4人、女性は9人だった。


    ただ、この結果は科学的ではない。


    まず調査がたったの一回では、
    「その時たまたま」ということがある。


    それと時間帯が平日夕方だったので、
    男性サラリーマンなどが少ない時間帯だった。


    また場所も郊外の最寄り駅近郊であり、
    都心部やオフィス街では異なるかもしれない。


    だから、このような調査は時間や場所を変えて
    何回かやってみて結果を得なくてはならない。


    しかし、やはり歩きスマホは女性の方が多い
    との推測は正しいだろうと思っている。


    そう思う理由は、これも推測だが
    「ライン」の利用頻度には男女で違いがある
    と思うからである。


    「ライン」の登録者の男女比は大差ないだろうが、
    一人あたりの利用頻度は女性の方がずっと高い
    のではないか?


    「ライン」というのは女性のコミュニケーション
    の取り方に実にピッタリとマッチしている。


    あの「ライン」のチャット感覚は、
    女性の「おしゃべり」「井戸端会議」と
    よく似ていると思う。


    もちろん歩きスマホの人が
    「ライン」ばかりやってるわけではないだろうが、
    きっと頻度は高い。


    この歩きスマホ調査、
    待ち時間の暇つぶしにはちょうど良い。


    なにしろ最寄り駅から自宅までの
    わずか十数分間で13人もサンプリング
    できるのだから。



      

  • Posted by グッドリスナー at 23:55Comments(0)

    2014年09月27日

    就活2016年問題にどう立ち向かうか?


    就活の2016年問題は、
    現大学3年生から大きな影響を受ける。


    解禁日後ろ倒しにより、
    企業側との接触機会が激減してしまうので、


    超一流校で就活意識の高い学生以外は
    非常に就活が難しくなる。


    そもそも面接までたどり着く前、
    会社説明会解禁の前に勝負が終わってしまうので、


    これまでの就活とは違った対策が
    求められることはまず間違いない。


    確実に言えるだろうことは、
    数ではなく質の勝負になることだ。


    水面下で行われる企業の採用活動に
    どう対応していくか。


    実際にスタートしてみなければ判らないが、
    大学のOBなどの伝手をたどり、
    事前に企業側と接触しておくことは
    とても有効だろう。


    そんな伝手が無い場合でも、
    展示会イベントなどのブースで知り合うとか、


    当該企業主催や参加のセミナーなどに
    出席するとかの方法がある。


    とてもアナログだけれども、
    かつてネット登場以前に行われていた方法も
    復活するだろう。


    人的なコネクションを築くためには
    コミュニケーション力がとても重要になる。


    見た目や小手先の面接ノウハウではなく、
    どうやって企業内に親しい人をつくるか
    のコミュニケーション力である。


    今の企業の採用はとてもシビアで、
    かつてのような縁故とか客先の紹介
    などは通用しなくなってきているとも聞く。


    学生側には、早い段階からの志望企業調査、
    人的コネクションつくりがとても重要に
    なってくると思うのである。



      

  • Posted by グッドリスナー at 12:00Comments(0)

    2014年09月26日

    「なんでも鑑定団」に見る所持効果の効用


    「なんでも鑑定団」というテレビ番組を
    毎回ではないがわりとよく見ている。


    出品者が持ちこんだ骨董品や美術品、
    レアもののグッズを専門家が鑑定し、
    本人の提示額との比較を見せるあの番組だ。


    けっこう高い確率で、本人の提示額は
    専門家の鑑定金額を大幅に上回る。


    放映されている品物でさえそんなだから、
    放送ではカットされた部分で出品されたものは、
    きっと鑑定結果は相当低いだろう。


    もっとも本人金額より大幅に鑑定金額が
    安かったりするところにこの番組の
    面白さはある。


    出品者本人が高めに金額を出すのは、
    希望的な部分もあるかもしれないが、
    実はそれだけではない。


    人には「所持効果」とよばれる
    面白い習性があって、


    手に入れるまではさほどでなかった物も、
    いったん買って所有すると、
    とても価値のあるものに思えてくる
    心理があるのだ。


    これは価値というものに対する判断が、
    きわめて主観的であることを示している。


    本人にとっての価値とは、
    社会的、世間的な価値とは無関係で、


    自分が価値あると思ったものが
    価値があるものなのである。


    これは単なる推測ではなく、
    スタンフォード大学の実験でも確かめられていて、


    所持効果の強い人は、物を捨てたり、
    売ったりする時、


    脳の「島皮質」という「損すること」に
    不快感を持つ領域が活発になる
    ということがわかっている。


    つまり、いったん買って所有してしまうと
    自分は損したくないという所持効果の心理から


    その物に対する感情価値が、
    どんどんと高まることを示している。


    ガラクタ同然の価格で購入した壺や掛け軸が、
    長い間持っている間に掘り出し物に感じられるようになるのは
    脳生理学的には自然なことなのだ。


    所持効果とはちょっと違うが、
    人は高価な買い物をすると、
    買った品物が価値あるものだと無意識下で
    思うようになるとも思っている。


    対象は何も物だけに限らない。


    例えば高額の旅行やセミナーなどの
    サービスを購入した場合、


    こんなに高いカネを払ったのだから
    このサービスはとても価値あるものだったのだ
    と信じるようになる。


    これを何効果というのか知らないが、
    この心理があるから高額の商品でも
    売り続けることができるのだろう。



      

  • Posted by グッドリスナー at 23:55Comments(0)

    2014年09月26日

    就活戦線異状あり 2016年問題が心配だ


    就活の2016年問題というのを
    ご存知だろうか?


    すでに現大学3年生が就職する
    2016年度新卒の会社説明会解禁の時期が、
    従来の3年生の12月から翌年の3月に
    後ろ倒しになることが決まっている。


    これは年々早くなる就職活動に対し
    歯止めをかけ、せめて学業に専念できる
    期間を長くしようという意図からそうするのだが、


    この変更は、就職活動に非常に大きな
    影響が出ると見られている。


    その理由は、3カ月後ろ倒しになっても
    企業の採用決定リミットは採用コストなどの理由から
    変わらないため、結果として
    就活期間が大幅に短縮されることにある。


    つまり、従来の3年生の12月解禁ならば
    採用試験は年明けの1月から始まり、
    企業側もじっくりと何回も面接を実施できたのだが、


    新制度では、4月から面接が始まるため
    企業側も採用決定までに時間が取れないのだ。


    そんな話をすると、就活解禁が
    4年生の秋だった自分を含む中高年世代は、
    そんなことたいしたことないじゃないか
    と言うかもしれない。


    だが、今は昔は無かったネットのリクナビで
    求人エントリーが簡単に出来てしまうのである。


    企業側の採用決定までの期間が長かった今年までならば、
    一人で何十社もエントリーして、
    結果として応募学生が求人の何十倍、何百倍に
    なったとしても企業側は対応が可能だった。


    だが、新制度に移行して今のままエントリーが
    無限に出来る状態が続いた場合、
    企業側は短期間に学生を選定しなくてはならず、
    再びクローズドな採用に戻ると見られている。


    クローズドな採用というのは、
    就活解禁日までに水面下で学生と交渉し、
    解禁までに内定を出してしまうことである。


    この場合、形だけは会社説明会などを実施するが、
    実際にはほとんどの採用枠は埋まっているので
    あくまでもポーズてある。


    水面下で交渉するとなると
    企業側の心理として時間とコストをかけずに
    早めに優秀な学生を確保したいので、


    リクルーターと呼ばれる紹介人
    (多くは目当ての大学から入社している大学OB)
    を活用するようになる。


    そうするとどうなるか。


    就職一流大学で就活意識の高い学生以外は
    きわめて不利になる。


    OBもさほど大企業に就職していない
    二流以下の大学ではリクルーターが来ないし、


    一流大学でも就活に呑気な学生は
    出遅れてしまうというわけである。


    もちろんこれは大手企業の話だが、
    就活というのは一般的にまず大企業や著名企業、
    そこがダメなら中小企業という構図なので、


    初めから中小企業志望の人は別として
    全体として就活戦線に大きな影響があるのだ。


    ようやく就職氷河期を脱したと思っていたのに
    今度は就活2016年問題。
    まったく、まだまだ学生の苦難は続く。



      

  • Posted by グッドリスナー at 12:00Comments(0)