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2014年10月05日

今更の話だけど「頭がいい」って何なんだ?


世の中には、よく使われる割に
定義が曖昧というかデタラメな
言葉が存在する。


その典型は、
「頭がいい」とか「運動神経がいい」
という言葉。


そもそも「頭がいい」というのは
どのようなことを指すのだろう?


ごく一般的には「頭がいい」とは
学業優秀な人のことを指すが、
学業というのはたくさんある頭の良さを
測る一つの物差しでしかない。


学業が出来なくても
20か国語がペラペラだとか
計算力が超人的という人だって居て
それはそれで頭がいいとなる。


学校で成績最低だったエジソンや
数学以外は全然ダメだったアインシュタインを
頭が悪いという人もいないだろう。


創造性の高い人、
問題解決能力の高い人、
調整力バツグンの人、
商売上手な人等々、


人の頭の良さを示す物差しは
無数にある。


最近の脳科学の世界では、
脳の大きさと知能、頭の良さは
ある程度相関関係があるというのが
定説になりつつある。


ただし脳の大きさとは絶対値ではなく、
また体重にたいする比率でもなく、


スケーリングと呼ばれる関係式、
「脳重量は体重の0.75乗に比例する」
を基に求められるという。


だからクジラはヒトより脳の絶対重量が
大きくても当然だし、


ネズミは脳重量の対体重比率は
ヒトよりも大きくなるのである。


このようにスケーリングで
その動物種の脳の大きさが
かなり正確に求められるが、


その方程式から大きく逸脱して
脳が大きいのが人間であるらしい。


だからヒトは他の動物よりも
知能が高いと言えるようである。


ではすべて先天的に決まって
しまうのかと言えばそうではない。


頭の良さにとって最も重要な大脳皮質は、
10歳から13歳にかけて一気に肥大化し、
厚くなるという。


それに脳というのは誰でも
実際にはごく一部しか利用して
いない。


自分が思う「頭がいい」の尺度は、
自分で考える力が有るか否か
にかかっている。


問題解決力はもちろん、
先見力こそは「頭の良さ」
そのものではないか?




  • Posted by グッドリスナー at 12:00│Comments(0)
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