プロフィールプロデューサーの独り言

横須賀市の猿島が、
宮崎アニメの「天空の城ラピュタ」の
ラピュタにソックリだとしてネットで話題となり
来島者が急増しているらしい。


宮崎アニメは現実に存在する場所を
モデルにしていることが多く、


猿島の他、「となりのトトロ」は東村山市の狭山丘陵、
「もののけ姫」は屋久島白谷雲水峡、


「千と千尋の神隠し」は、湯屋のモデルの一つが
道後温泉本館で、入り組んだ路地は台湾の九份、
「崖の上のポニョ」は福山市の鞆の浦が
モデルといわれている。


驚いたことに、自分はラピュタの猿島以外は
そのすべての場所に行った経験がある。


それどころか、「耳をすませば」の
モデル多摩市など、住んでいたこともある。


これらの場所に共通していたのは、
なぜか初めて来た場所なのに、
以前に何回も訪れていたような
気がしたことである。


デジャヴー（既視感）というのは
よくあることだが、
前述の場所はなぜか懐かしい感じがした。


以前にも名古屋から仙台に転勤で
移り住んだとき、仙台市のある街角で
強烈にそれを感じた経験がある。


こうした現象については脳科学で
多くの研究報告があるが
どれも決定打ではないようである。


なんの根拠もないことだが、
親やそれ以前の祖先が経験したことを
遺伝子を通じて記憶していて
それが甦ることもあるのでは
と思ってしまう。


人は生まれてから経験したことは
思い出せないことを含めて
実際はすべて記憶しているという。


だとすれば忘れているだけで
実はテレビで見たり、幼い頃経験している
可能性もあるが、


仙台の街並みにはそれでは説明のつかない
何かがあった気がする。


こんなことからも、
人の心の奥深さ、不可思議さを
強く感じるのである。