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2014年09月22日

独創は真似から生まれるは本当か?


よく「独創は真似から生まれる」と
ちまたでは言われる。


新しいアイデアは
必ず既知のアイデアの組み合わせ
であるというのは真実だが、


ひたすら真似していれば
いつか独創の域に達するもの
なのだろうか。


「模倣なくして創造なし」とか
「学ぶという言葉は真似ぶこと」
だとも言われる。


しかし、真似から独創の域には
決して到達しない。


この真似云々の話は話半分なのであって、
前提条件あってのことだろうと思う。


つまり、「ある段階までは」
という言葉が前に付いている
はずなのだ。


成功者の真似をすることは
上達や性向への近道ではあるが、


真似によって得られる果実は、
決して本家を超えることはない。


人はみな違うのであり、
条件も条件設定もすべて異なるのだ。


真似るというのは、
考え方や動き方の基礎を身につける
までのことであって、


真似続ければ、コピーかレプリカ
になるだけである。


確かに絵画の天才でも
絵を始めた頃は先人の真似を
していただろうが、


真似は単なる技術習得のための
導入手段であって、目的ではない。


「模倣なくして創造なし」という言葉が
応用から入りたがる初心者への戒め
として使われているうちはいいが、


それをいつまでも続けさせるのは
創造性の破壊以外の何ものでもない。


ビジネスの世界でも
とにかく成功者を忠実に真似ることが
結果への早道と言われるが、


真似だけで得られる果実など
小さなものでしかない。


肝腎なことは、
「自分の頭で考え抜くこと」
人の真似などではない。




  • Posted by グッドリスナー at 12:00│Comments(0)
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