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2014年09月18日

欧米人が喜ぶ日本料理は、「こどもが喜ぶ料理だった」


最近の世界的な日本食ブーム、
本当にすごいね。


寿司、ラーメンなど
こんな国にまであるのと思うくらい
世界中に展開されつつある。


外国に出かけても、
大きな都市なら必ず日本料理店がある。


しかし、本物の日本食がもてはやされているか
というとそういうことでもないらしい。


現地の人の好みにカスタマイズ
されるのは仕方ないとして、


好まれる料理の種類には
あきらかに偏りがあるようだ。


ロンドン在住の日本女性によると
イギリス人をはじめヨーロッパ人は、


日本のような
「ご飯」に対する「おかず」という
ような考え方が無く、


「ご飯」も「おかず」の中の一つ
と認識しているらしい。


食卓に「ご飯」と「おかず」同時に出ていると
「ご飯」は「ご飯」だけを食べ続けるため、
「味がしない」といって文句を言うそうだ。


そして「オカズ」は「オカズ」だけを食べ続け、
今度は「味が濃すぎる」と言う。


彼等としては日本人のように
味の濃いオカズを口に含んで、
味の薄い「ご飯」を口に入れる
という食べ方が理解できないようだ。


さらに砂糖を使用した肉じゃがのような
甘辛い味付けの料理や、


しょうゆ系の煮物、酢の物も
比較的苦手なのだそうである。


では何が好まれるかといえば
ルーツが日本食ではないから揚げや
カレー、ハンバーグが好評らしい。


つまり、日本では大人にもこどもにも
好まれるような料理がよいのだ。


味覚というのは人間の感覚の中でも
とても保守的なところである。


開店したての飲食店が、
キャンペーンなどのサービスで
味を知ってもらうのも


人は経験したことのない味覚には
慎重であるからだ。


たぶん味覚と言う感覚においては、
実体験の蓄積が必要なのだろう。


人は、自身の引き出しの中に全く無い
ことに対しては、安易に行動しない。


営業活動や起業においても
まずはお客様の引き出しの中に
体験を入れてもらう必要がある。


世界の人々が、純正な日本料理の
微妙な味わいを理解するためには、
まだ少し時間がかかりそうだ。




  • Posted by グッドリスナー at 12:00│Comments(0)
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