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2014年09月07日

わかっていても自分では試せない休息の効能


全米オープンテニスで
錦織圭選手の躍進が続いている。


今朝の速報では、世界ランク一位の
ジョコビッチ選手を撃破し、
とうとう決勝戦に進出する。


スポーツ観戦に疎い方には
ピンとこないかもしれないが、
これはとてつもない快挙である。


テニスというスポーツは、
極めて番狂わせが起こりにくい
スポーツである上に
競技の歴史は100年以上あり、
世界中に競技者がいる。


その中で世界ランクトップ10に入る
ことも至難のことだが、
世界四大大会での決勝進出
というのは、


サッカーで言えばワールドカップで
決勝に出るのと同じくらいの価値
がある。


確かに錦織選手は今年に入ってから
急激に強くなってはいたが、
それにしてもここまで強くなるとは
驚きである。


マイケル・チャンコーチの力があって
強くなったことは疑いないが、


自分は今回の快進撃にはもう一つ
理由があったと睨んでいる。


それは意図していなかった休養
が取れたことである。


錦織選手は、今回の大会前、
足の親指の手術をしていて、
十分に練習が出来なかった。


実際に大会への出場を取りやめる
ことも検討したそうである。


そのことが結果として功を奏した
と思われる。


本人としては焦りもあったろうが、
強制的に休養せざるを得なくなったことが
歴戦の疲れを取り、フレッシュな状態を
作り出した。


自分はウエイトトレをもう31年も
続けているが、


本格的な競技者の場合、
2日トレーニングをやったら
1日休むというのは常識になっている。


いかに上手に休めるかが
一流の競技者の証とさえいえるのだ。


しかし、この「休みを取る」というのは
かんたんに見えてそう簡単ではない。


むしろ激しい練習を続ける方が
ずっと簡単だ。


休みを取ると体は休まるが、
心は不安になり、焦りを生む。
休むことが怖くなる。


だから休むということは
とても勇気がいることなのだ。


今回の錦織選手は、足指の手術で
強制的に休まざるを得なくなり、
それが「いい休養になった」ことは疑いない。


しかし、休養の効能というのは
スポーツ選手に限ったことではない。


働き過ぎ、ワーカホリックの人というのは、
往々にして精神的な不安を払拭することが
動機になっていることが多い。


ビジネスワーカーにも強制的な
休息が必要である。




  • Posted by グッドリスナー at 12:00│Comments(0)
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