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2014年09月06日

疲労の正体がわかってきた


そもそもなぜ人は疲労するのか?
疲れなければ何でもやり続けられるのに。


でもやり続けたら体が壊れてしまう。


だから疲労とは、命を守るための
アラームとして存在する。


ではその疲労の正体は何か、
最近研究が進みはっきりとしてきた。


疲労の正体は、国際疲労学会によると
脳や筋肉で酸素が大量に消費された
ときに発生する「活性酸素」である。


細胞が活発に活動するためには
大量の酸素が必要になるが、
この時活性酸素も発生する。


この活性酸素が細胞を傷つけると、
ダメージを受けた細胞が老廃物を
発生させ、それがタンパク質の一種である
疲労物質を形成する。


この物質こそが、身体のパフォーマンスを
低下させるそれが疲労の正体だ。


筋肉と頭は別と思うかもしれないが、
筋肉をコントロールしているのは
自律神経なので、細胞が疲労すると
脳も疲労する。


だからスポーツをすると
筋肉だけではなく脳も疲労するのだ。


脳が疲労するという点では、
ハードな仕事だけでなく
激しいスポーツも全く同じである。


と、ここまでは医学的な話だが、
人間の疲労にはもう一つ、
精神的な疲労がある。


これは肉体的な疲労とは
別の形で発生する。


それはどんな時か。


典型的なのは、
自分のやっていることに
意義が感じられない時。


これまでやってきたことが
だれの役にもたっていないと
思った時である。


地獄にはいろいろな刑罰が
あるそうだが、


最も過酷な罰は
血の池地獄でも針の山
でもなく、


罪人に自分で穴を掘らせ、
またそれを埋めさせる罰
であるという。


罪人は、自分のやっていることが
何の役にも立っていない
無駄な作業であるためひどく疲れ、
もっとも辛いのだという。


逆に人は自分のやっていることに
意義を感じ、誰かの役に立っている
と思える時は疲労を感じない。


精神的な疲労は脳や筋肉のような
アラームとは違うのである。




  • Posted by グッドリスナー at 12:00│Comments(0)
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