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2014年08月19日

コンピュータはどこまで人間に近づくことが出来るか


人工知能を備えた人型ロボットが
いよいよ量産を迎えようとしている。


先日の科学記事では、
コンピュータで人工的に神経回路を
つくる研究のことが載っていた。


それは、絹の原料となる糸をつくる
カイコ蛾を対象に研究されているもので、


カイコ蛾の神経細胞の働きを
解析して、モデリングし、
それをコンピュータで再現
しようとするもの。


単純に言えば外界の出来事に対し、
カイコ蛾がどう考え、どう対処するかを
コンピュータで再現する。


カイコ蛾の神経細胞は、
単純とはいえ10万個以上もあり、
その一つ一つが外界の出来事に対する
反応を担っている。


そのすべてを解析するのは
確率的にも膨大な計算が必要になるので、


研究では単純化したモデルを設定し、
それをコンピュータで再現することを
目指している。


単純といっても計算量は膨大で、
有名なスーパーコンピュータの
「京」を使って、やっと可能なレベルらしい。


この話を聞いて思ったのは、
生命体の複雑さ、凄さである。


たとえばハエのような昆虫、
あれをもし機械で作ろうとしたら
最先端のテクノロジーと、
膨大な労力・時間が必要となる。


あれほど小さくて精密で
少ないエネルギーで動き、飛び、
しかも単純とはいえ外界の状況に
反応して判断する思考回路を
搭載しているのである。


今さらながら生命体の凄さ、
奥深さに驚嘆するほかない。


件の神経回路の再現だが、
人間の神経細胞は1000億以上もあり、


その細胞一つ一つが複雑に絡み合って
意思決定をしているという。


遠い未来は別として
コンピュータが人間の思考回路を
分析し、再現できるようになるのは
まだまだSFの中の世界だけのようだ。




  • Posted by グッドリスナー at 17:30│Comments(0)
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