たまりば

多摩のコミュニティビジネス 多摩のコミュニティビジネス多摩市 多摩市

2014年08月03日

マイキャリアのつくり方


士業の人や職人さん、
フリーランスの人に比べると
サラリーマンのキャリアというのは
本人が意識しにくいところがある。


会社から与えられた仕事を
会社が用意した場所、
会社が設定した目標に向かって
実行していくので


そこで得た経験や技能を自分のもの
とは感じにくいところがある。


サラリーマンとしてのキャリアの
長い人と話して度々思うことは、


傍から見てすごい経験なのに
「そうはいっても会社の仕事だからね」
という感じで謙遜ではなく、
たいしてすごい経験とは思っていない
ひとが多いことだ。


だが、そのキャリアを今後の人生に
活かそうという場合、
その価値をもっと認識してもらいたい。


たしかに会社員として経験したことは、
組織というバックがあって初めて可能なこと
が多く、個人の実績として仕訳しにくい。


だが、逆に狭く深く経験して
知っているともいえる。


たとえば知人に大手外資企業で
何十年も新規採用から組織づくり、
その後の人事教育に携わってきた人
がいるが、


このような仕事などは、
フリーだったり小さい組織にいたら
経験したくても出来ないことである。


組織の中の仕事というのは
専門が分かれているので
その分余計な仕事に煩わされることなく
専念できるので、
専門性を高めるにはむしろ
手っ取り早い。


また、大きな組織でしか経験できない
仕事というのもあり、
それを経験できるのは
サラリーマンの特権である。


たとえばいくらベンチャーを起業して
財を成したとしても、
ダムづくりは経験できまい。


だからキァリアというのは
別に波乱万丈な経験ばかりでなく


平凡な日常業務をこなしている人
だって知らず知らず積み上げている
ものなのである。


なんて書くと
「いやー自分の経歴なんて
ありきたりで、同じことが出来る
人なんかいくらでもいるからね」
と反論?する人がいる。


そういう人には、
「なぜ、(他を知らないのに)
ありきたりと言えるのですか?」
ということと、


「あなたの身のまわりでは
ありきたりだとしても、
別の世界では貴重かもしれませんよ」
と言いたい。


マイキャリアなど特別なこと
ではない。


今の眼の前の仕事を
誠実に毎日努めること。
ただその積み重ねなのだ。


ただし、その掘り出し方と
見せ方には工夫がいる
ことは確かだが。




  • Posted by グッドリスナー at 23:55│Comments(0)
    上の画像に書かれている文字を入力して下さい
     
    <ご注意>
    書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
    削除
    マイキャリアのつくり方
      コメント(0)