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2014年07月04日

梨の日があるなんて知っていた?


7月4日で、「なし」だから
今日は「梨の日」ということらしい。


自分の故郷に近い
東京の多摩川沿いは、
かつて梨の名産地だった。


今でもまだ少しは
残っているが、


梨畑が無数にあって
よく現地販売の小屋が
出ていた。


父親の釣りについていった自分は、
釣りの帰りに当時一個10円の梨を
買ってもらい、二人で
よく歩きながら食べたものだ。


父との思い出というと
必ず思い出されるシーンである。


余談だが、
日本の梨みたいなのは
海外にはあまり無いらしく、
外国でも「NASHI=なし」
とよぶらしい。


食べ物と記憶というのは
密接に結びついていることが
多いが、


自分の場合、特に果物と
関連した記憶が多い。


仙台にいた頃、
当時一歳だった息子を
連れて山形県の立石寺に
家族で行ったことがある。


芭蕉の句、「閑さや岩にしみ入る蝉の声
(しずけさや いわにしみいる せみのこえ)」
で有名なあの寺だ。


その時、まだ当時は貴重だった
ラフランスをもらった息子が、
30分くらいずっと口にくわえた
ままだったことを想い出す。


家族でキャンプに行き、
山にハイキングで登った
までは良かったが、


帰路に道に迷い、
夕方薄暗くなってから
やっとの思いでキャンプサイトまで戻り、
食べた小玉スイカの味は
今でも忘れられない。


その他、バナナ、サクランボ、
イチゴ、みかん、ビワなど
それぞれすぐに思い出すことがある。


人は単体よりセットで
格納された記憶の方が
呼び戻しやすいようだ。


だから、ヒアリングでは
ランダムに出したキーワードと、
セットになっている出来事を
一緒に聞くとより鮮明な
話を聞くことができる。


これは、自分で記憶の棚卸し
をする時に使うと有効な方法だ。


ひとり連想ゲーム
である。


そうそう、かつて実家の庭には
「ビワ」が植わっていて、
よく収穫して両親や兄と食べた
ことを想い出す。


その実家も両親も
今は思い出の中にしかない。




  • Posted by グッドリスナー at 17:30│Comments(0)
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