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2014年07月01日

久しぶりにSTAP細胞の報道を見た


最近鎮静化したのか
STAP細胞に関する報道を
目にしないと思っていたら、


細胞の再現実験を当の小保方氏が
加わって行うという報道があった。


この問題の結末には興味があるが、
この事件、マスメディアと科学の
関わり方についても多くの教訓を
のこしている。


科学の実証実験は
何千何万もの失敗の上に
1回の成功が成り立つ世界である。


その世界と、本質は野次馬である
マスメディアはどう関わるべきなのか。


失敗したらすべて税金のムダ
と報道していたら科学は育たない。


さりとて、科学研究が科学者の恣意に走り、
隘路に入り込むこむことがないように
世間に知らしめる使命もまたある。


だが今回の一連の騒動においては、
マスメディアは使命を果たせず、


ネットの力がそれに代わって
果たしていたように思う。


マスメディアはネットの投稿に追随し、
最後まで後追いだった印象である。


つまり、マスメディアは野次馬の役目すら
果たせていなかったともいえる。


自分が思うに、これからの
科学に対するマスメディアの役割は


多くの失敗を必要とする
科学というものの考え方を
世間に啓蒙し、


科学的な物事の考え方の
マインドを醸成することにあると思う。


これからの世界の富は、
資源や自然物によりもたらされる
ものではなく、


知的財産の蓄積に拠るところが
大きくなることは間違いない。


となれば、マスメディアの役目は、
多くの知的財産を作り出すための
作業について寛容である世論を
育てること


研究のための研究のような
恣意的閉鎖的な研究姿勢には
それを白日の下に晒すことではないか。


マスメディアにとっては、
今回の事件には多くの
教訓が含まれていたと思う。




  • Posted by グッドリスナー at 23:55│Comments(0)
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