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2014年06月27日

サッカー日本代表本田選手は日本的リーダーになり得たか


サッカー日本代表の本田選手は、
これまで高い目標を公言し、
自らを追い込むことで
結果として大きな成果をあげてきた。


まさに「有言実行」、
言ってしまった以上はやるしかない
というやり方を地で行っていた。


大きな目標達成のために
この方法は有効だが、
一方でリスクも大きい。


特にサッカーチームのように
主体者が集団の場合だ。


個人として向上するために
このやり方を採ることを
否定はしない。


だが、サッカーチームのような
集団の場合においては裏目にでる
場合もあると思う。


この手法は賭けのようなもので、
うまく回転した時は実力以上のもの
が発揮できることがあるのに対して


つまずいた時は、
逆モチベーションが働いてしまう。


残念ながら今回のW杯は
悪い方に歯車が回ってしまった。


今回は初戦でつまずき、
公言した以上勝たなければ
ということで不要なプレッシャーを
選手たちが受けてしまった。


日本人気質は突出者を
好まないが、


突出した人が出てくると
その人に依存する傾向もある。


結果論だが、本田選手の高い目標が
初戦のつまずきによって
逆モチベーションを呼び起こす
キッカケになってしまったと思う。


となると、本田選手タイプが
日本的集団組織において
リーダーとして適格かどうか
考える必要がある。


いろいろな意見はあるだろうし、
どれも正しいかもしれない。


なので、好みからだけで
言わせてもらうなら
自分の考えは「リーダーとして
適格ではない」である。


本田選手の公言実行方式は
個人として高い意識で目標に
邁進する時にはいいが、


集団で成果を求められる時は
足枷となる可能性の方が高いと思う。


サッカーは4年後にリベンジできる
かもしれないが、


ビジネス界ならそのチャンスは
与えられないのが普通である。


今回のサッカー日本代表チームは
突出したリーダーである本田選手に
依存しすぎてしまい、


本田選手の不調、
リーダーが公言したことに対する
つまずきがすべてを狂わせてしまった。


これからの日本代表には
カリスマリーダーを必要としない
個々の強さ(サッカーの技術だけじゃない)
をぜひ持ってほしいと思う。




  • Posted by グッドリスナー at 17:30│Comments(0)
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