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2014年05月06日

一日一回真剣に人を褒めてみる


30万部を超えるベストセラーとなっている
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて
慶應大学に現役合格した話」という本がある。

そのご本人、小林さやかさんが
今どうしているかの記事を日経で見た。


ベストセラーをあえて読みたくない
自分は、その本を読んでいないが、


小林さんが慶応大学を目指す
キッカケとなったのは、
学習塾で褒められた一言
だったそうだ。


入塾時のテストで出た偏差値は
30以下。
中学の時は校長に
「君は人間のクズだ」とまでいわれた。


母親以外の誰にも褒められた経験が
無かったさやかさんは、
塾の先生で本の著者でもある
坪田先生に「きちんとした挨拶」を
褒められた。


それまでさやかさんは、
「大人はみんな自分のことを
だめなやつとしか見ていない」
と思っていた。


それがそんな些細なことで褒められ、
坪田先生を信じてみよう
という気にさせた。


お世辞ではなく、
きちんと褒めるというのは
実は難しい。


逆にお世辞は実に空しい。


なぜ空しいかと言えば
相手をリスペクトせず、
実態を知ろうともしないで
うわべだけを褒めているからだ。


褒めるべき相手を
よくよく観察し、
たとえ些細なことでも
心を込めて褒めなければ
相手には通じない。


いかなる人といえども
美点は必ず存在するけれども、
それは簡単にはわからない
ことも多い。


だから褒める方も
真剣になり、相手の話を聞かなくては
ならない。


振り返ってみると
社会人として働き始めてから
あまり褒められた経験がない。


もちろんうわべだけの褒め言葉を
頂くことはある。


しかし、真剣に自分のことを
見てくれて褒められることは
なかなか無い。


もし、自分だけでなく
多くの人がそうだとすれば
これは逆に褒めることの
意義を高めていると言えないだろうか。


だから相手の美点を見つけ
真剣に褒める。


面と向かって言うのが
照れくさければ
陰でもいいから褒める。


このことは実は
自分のためにもなっている。


人を真剣に褒めるために
観察眼が養われ、
ひいてはそれが
自分のブランディング、
強みを発見するチャンスを
多くする。


もちろん褒められた人は
それが真剣であればあるほど
悪い気はしない。


一日一回、誰かを
真剣に褒めてみよう。




  • Posted by グッドリスナー at 16:00│Comments(0)
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