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2014年05月05日

真夜中に火災報知設備が作動した その時思ったこと


家族旅行で泊まったホテルで
夜中の2時に火災報知設備が作動した。


「火事です」「火事です」の
自動アナウンスと警報ベル音。


大きなホテルで
満室だったにも関わらず
放送に従って非難したのは
我が家を含め他に3組のみ。


作動は、誤作動ではなく
実際に発報じする理由があった
ことが翌朝わかったが、
実際の火災ではなかった。


しかし、あれがもし本物の
火災だったら、
これはまずいよな
と思った。


先日のセオウル号の沈没事故
が頭をよぎった。


危急の時、序盤のうちは
案外そんな大事には至らない
と思うような状況のことが多い。


実際の火災をご存知ない方には
意外かもしれないが、
人は火災の燃えさかる炎で
亡くなるのではない。


現実では、
物が燃焼する際の一酸化炭素
や有毒なガス、
そして数百度にもなる熱い空気
を吸い込むことによって人は死ぬ。


高熱の空気は喉に火傷を負わせ、
呼吸を出来なくする。


だから火も煙も出ていない段階で
まず避難をすることが最重要なのだ。


しかし、今回の件でもう一つ
とても気になることがあった。


それは履いてきた靴を
ホテルの入り口で靴箱に
預けさせられるシステムである。


つまり、館内は土足厳禁で
裸足で移動するシステムだ。


これにはホテル設計者の
こだわりがあるのだろうが、
こと防災面では危急の時
とても懸念がある。


大きなホテルであるにも関わらず、
火災などの時、館内を裸足で
逃げなくてはならないからだ。


実際、火災や地震の場合、
避難経路にガラスの破片や
構造物の破片が散乱し、
とてもではないが裸足での
移動は不可能である。


映画ダイ・ハードの第一作で、
主人公のブルース・ウィリスが
ガラスが散乱したビルの中を
裸足で移動することになり、
大いに苦労するシーンかある。


まさにあれと同じことが
実際の災害でも起きるのだ。


今回のような火災報知設備の
作動を体験するようなことは
人生の中でも稀なことかもしれない。


だが、3.11を見るように
災害はいつ襲ってくるか
誰にもわからない。


人は自分だけは災害と犯罪の被害に
遭わないと漠然と根拠なく思っているが
現実はさにあらず。


自分は元々自宅以外の場所で泊まる時は
枕元に着替えや財布、身分証明などの
貴重品を置くようにしているが、


靴も暗がりで履けるところに
用意しておきたいと思った。





  • Posted by グッドリスナー at 16:00│Comments(0)
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