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2014年05月01日

自分という未知なる存在にどこまで近づけるか


自分とはどんな人間か
それを短い言葉、たとえば1分間に
要約して話をできるだろうか?


自己紹介ならできる
と思うかもしれない。


でも、その自分が認識している自分、
本当に正しいだろうか?


何、そんなこと考えたことないし、
そんなに重要なことなのか、
だって?


そもそも自我とは何だ
ということになると、
きわめて哲学的な話になるけれど


少なくとも自分と感じている部分は、
五感で感じられるところと
過去の経験、そしてデフォルトである
遺伝的形質から構成されている
とは言えるだろう。


問題は二番目の過去の経験。


経験は経験だけれども
その受け取り方、定着のさせ方が
問題だ。


経験には、刷り込みとして定着
している部分がある。


刷り込まれたことは、
活用もできる反面、
ブロックにもなる。


いったん経験として刷り込まれると
本当はできるのに
できないと無意識に思ってしまう、
あれだ。


手アカのついた話で恐縮だが、
子象と杭の話。


子象の時に、
子象の力では抜けない
杭につないでおくと、
大人になってもその杭に
つなぐと象は逃げないという話。


象は経験したことが
刷り込まれ、
メンタルブロックに
なっているという寓話である。


経験とは誠にありがたいもの
ではあるけれども、
反面メンタルブロックの要因
にもなっている。



場数を踏むことはとても大切
なことだが、問題は刷り込みも
一緒についてくること。


だから自分では、刷り込みという
メンタルブロックが邪魔をして
強みを発見できないのだ。


経験値の多いベテランほど
たくさんのことを経験していて
メンタルブロックが強固なのは
このためである。


では、どうやってブロックを解消して
自分の「強み」を発見するか。


必要なことは「他人視点」、
かんたんに言えば、
第三者に見てもらうことである。
それが専門家ならなおいい。


自分にはわからないことも
刷り込みのない他人からは
よく見えるもの
である。


経験は財産だが、
経験しただけでは
財産として活用できない。


ブロックを外して活用するためには
それなりのやり方があるのだ。




  • Posted by グッドリスナー at 15:06│Comments(0)
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