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2014年04月22日

マイヒストリー 苦しかった時はどうやって乗り越えられたのか?

これまでの人生で、仕事をしていて
最もきつかったと思うのは、
ごく最近のことだけれども
新事業の立ち上げの最初の3年間である。


特に大きな成果をもたらした
ある新事業の時だ。


この時は心身とも本当に苦しかった。
肉体的には、当時50歳を過ぎて
いたにもかかわらず、


何年間か早朝から深夜まで
昼食時間もままならないほど
働くような日々が続いていた。


それまで低かった血圧は急上昇、
耳鳴りや視野狭窄などで
満員電車の中で倒れるほど
ボロボロになってしまった。


実質的な残業時間は、
平均して月に150時間以上で、
しかもそれが数年間続いた。


だけど、それより辛かったのは
そこまでハードに自分を追い込んで
仕事をしても、会社の中ではアイツは
時流に乗っただけとして、
まったく評価されていなかったことだ。


むしろミスの揚げ足を取られ、
攻撃されたことの方がしばしばだ。
これは精神的に辛い。


とくに腹が立ったのは、
後からやってきたヤツに、
後知恵でああだこうだと言われることだ。


だから、新事業が新事業の段階を過ぎ、
成熟期に入ったら、もう全然魅力を感じ
られなくなって、自分から手を挙げて飛び出した。
でも飛び出した先もまた新事業だったのだが。


もう何もかも嫌気がさして、
すぐにでも会社を辞めたいと思っていたが、
あることがキッカケで
そんな状態を克服できた。


それはサラリーマンを辞めて
起業しようと思って勉強していた
退職数か月前のことだった。


ある人の
「自己プロフィール強化セミナー」
というのを受けた。


半信半疑で自分自身のプロフィールを
その時教わったメソッドに従って書き直し、
就職サイトにアップしてみたのだ。


そしたら三日もしないうちに
すぐ反応があったのだ。
都内にある超大手通信機メーカー
からだった。
それもとても高い待遇の条件でだ。


断っておくが、自分はけっして特別な
キャリアの持ち主じゃない。


むしろ自分程度のキャリア、実績の人など
ゴマンといると思っている。
本当に特長のない、平凡な
サラリーマンなのだ。


だがそれにも関わらずオファが来た。
条件をアップしてみてもまた来た。
当時59歳のロートルにである。


これはたまたまなのか、
それとも他の理由があるのか、
じっくりと考えてみた。


そうしたら分かったことがある。


就職というのは、
自分を一個の商品と見立てて
売っている作業なんじゃないかと。


だから需給がひっ迫していて、
求める側のニーズが高ければ、
売る側、つまり自分だが、
完全な売り手市場になる
ということではないかと。


そうであるなら、
買い手に的確なメッセージを
送ればよいだけだ。
そのことが分かった。


そんなの当たり前じゃないかって?
そりゃそうである。


だが、自分の方が売り手市場かどうか
というのは、試さなきゃ分からない場合が
多い
のだ。


そしてその試し方にはやり方があり、
それを知っていることが大事
なのだ。


簡単に言えば、商品を売る時と同じで、
ターゲットは誰か、
自分のウリは何か、
それを証明するものは何か、
相手をどうよくしてあげられるか
をメッセージとして相手にぶつける

ことなのだ。


自分のウリ=強みなんて
簡単に分かりそうだけれどそうじゃない。


自分では強みではない、むしろ欠点と
思っていることが
相手の欲しがっていること
だっていうこともしばしばある。


だから強みの発見にも方法がある
ということなのである。


分かってしまえばコロンブスのたまご、
簡単なことだけれど、
このことを知って自分は本当に救われた。


なぜなら、いつでも簡単に好条件で再就職が
出来ることがわかったから、
逆にもうアクセクしなくてもいい
と思えるようになったからである。


まあ、自分の市場での価値を知ってしまった
ので、怖いものなしになったということだ。


その後、勤めていた会社からの
たっての慰留要請で、退職後
週に一日程度フリーランスとして
新事業のお手伝いはしているけれど、
もうしがらみも嫌な人間関係も何もない。


実際にまとまったお金をいただくより、
自信を頂けたのだからこれにまさることは無い。


自分と同じようなキャリア、
あるいは不本意ながら低い条件で
仕方なく会社に残っている人は
たくさんいると思う。


そんな人たちにお節介かもしれないが、
こんな方法がありますよ、
ぜひやってみてはどうですか
と教えてあげたくてたまらない。


  • Posted by グッドリスナー at 16:00│Comments(0)
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