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2014年04月08日

自分の強みと、社会情勢をマッチさせる意義


プロフィール強化とは、
突き詰めて言えば
自分なり事業なりの強みを発見して、
必要としている人に
認めてもらえるようにする作業だ。


でも、もう一つ極めて重要な要素
がある。それは、
社会情勢とマッチしているか
どうかということだ。


例えば昨今公共工事入札の不調、
つまり入札不成立が相次いでいる。


背景には報道されているように
建設労働者不足からくる
労務費の高騰がある。


その理由は、
公共工事の縮小で建設関係の
作業者が減り、
さらにリーマンショックで
単価(労働者から見れば賃金)
も低く抑えられてしまったため
多くの人が建設業から
離職してしまったこと。


それにさらに追い打ちをかけて
東北大震災の復興建設で
そもそも少なくなった建設労働者の
供給がさらに逼迫してしまったこと
がある。


まあ、この辺りまでは
メディアでも報道されているので
よく知られていることだ。


だが、その先には続きがあり、
意外と知られていないことがある。


実はもっと供給不足が深刻に
なっているのが
建設労働者を管理統括する人材だ。


つまり工事を管理監督する人。


建設関係の仕事をされた方は
良くご存知だと思うが、


最近の建設現場における
安全管理や教育の徹底ぶりは
凄まじいものがある。


一度大きな事故を起こしたら
企業の存続すら危ぶまれる
ことだってあるからそうなるわけだ。


しかし単なる労働者とは違い、
工事管理には経験と技術が必要だから
短期間にそうした人を養成することは
できない。


そこにもってきて
2020年の東京オリンピック開催決定
である。


現場を知る人から見れば
おいおい、開催はいいけど
つくる人いるのか
と心配になる。


自分などは、いくら日本といえども
オリンピックの関連施設を予定通り
建設するのはそう簡単ではないと
見ている。


おそらく、建設工事費は高騰し、
予算をはるかに超過するだろう。


このような社会背景があるから
この分野は技能を持っている人には
信じがたいほどの売り手市場になっている。


こうしたことは
建設関係以外の分野でも
注意深く見ていれば
見つけられると思う。


現在、そして近い将来の社会情勢から、
需要が高まる分野は必ずあるはずだ。



それにはメディアやネット情報だけ
では不足で、
どんな職種や技能に対して
求人が多くなっているかとか、
人に会って生の声を聞く
必要が絶対ある。


いつの時代でも
本当に価値ある情報は、
人対人の間でしか得られない。


  • Posted by グッドリスナー at 11:00│Comments(0)
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