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2015年01月30日

プレゼンテーションにおいて伝え方や話し方より重要なこと


プレゼンテーションの話をもう少し続ける。


最近の若者は上手になってきているが、
日本人は欧米人に比べると
プレゼンテーションが下手だという。


その理由はいろいろあると思うが、
従来の日本的社会は、


何かの理解や合意を得る場面において、
論理よりも感情でのアプローチで
それを行ってきたという文化がある。


「以心伝心」「暗黙の了解」、
「場の空気で察する」文化においては
論理的な説明は重視されてこなかった。


しかしプレゼンテーションでは、
「結論はAである、なぜそう思うかその理由は
Bだからである」「その証拠はCである」、
「だからAという結論なのだ」
といった感じで相手に思いを伝えようとする。


これは「以心伝心」とは対極にある
作業である。


だから日本人がプレゼンテーションを
上手にやろうと思うのなら、
多少の努力が必要となるのはやむを得ない。


ではどんな努力が必要か、
伝え方や話し方は重要だが、
最も大切なことは、
自分自身が「伝えようと思っていることを
論理的に整理できていること」である。


自身の論理展開が破たんしているのに
いくら美しいスライドで流暢な話法で話しても
全くの失敗である。


だが、失敗プレゼンの多くは論理展開が甘く、
なぜそう言えるのかが論理的に
つながらないものが多い。


テクニックは重要だが、
本質そのものではない。


まずは自論を論理的に考察し、
論理を齟齬や破たんのないように
じっくりとまとめあげることが
大前提である。




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    Posted by グッドリスナー at 17:00│Comments(0)プレゼンテーション力
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