2014年12月29日
パワハラを証明する証拠メモの作り方
職場のパワーハラスメント、
誰かに相談したくても報復が怖い。
しかるべきところに直訴しようにも
客観的な証拠が無いと言われてしまう。
そんな人のために裁判でも証拠として
採用されるメモの取り方を紹介している
弁護士ドットコムの記事を読んだ。
証拠としては自分が書いたメモより
録音や録画の方が有効だそうだが、
突発的に行われることの多いパワハラの
シーンでスイッチをONするのは難しいだろう。
そこでメモを残すことになるが、
抽象的と言われないための対策として、
とにかく細かい所を具体的に、
かつ詳しく書くことが大切だという。
「○○のことでひどいことを言われた」
というメモでは証拠としては不十分で、
できるだけ具体的な言葉を思い出して、
やり取りを再現しておくことが必要なのだ。
実際に言われたこと、やられたことを
具体的に詳しく書くのは、事実と異なると反論
されることへの対策にもなる。
事実と異なることを詳しく書くのは
創作では難しいことと判断されるので、
できる限り思い出し、詳細に書く。
さらにメモは鮮度が命で、
時間が経ってから書いたものは
証拠としての価値が下がってしまう。
そのためにいい方法は、
パワハラを受けた直後にすぐにメモを書き、
スマホなどで写真を撮って自分あてに
メール添付で送っておくことだ。
メールにすると日付と時刻情報が
自動的に添付されるのでより情報が
正確になり、強力になる。
明確な証拠があればあるほど
上司や会社がパワハラ君を庇おうとしても
手を出せなくなる。
先日の福井県でのパワハラ裁判も
自殺した被害者の詳細な手記が決め手となって
原告側が勝訴した。(被告側は高裁に上告中)
誣告はあってはならないが、
明確にパワハラを受けていると
感じているのなら、
メモは絶対取っておくべきである。
Posted by グッドリスナー at 17:00│Comments(0)
│パワーハラスメント