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2014年12月05日

理科系のプレゼン発表にこそ必要なある要素とは?


当家の愚息が、研究者や企業の開発担当を相手に
研究成果のプレゼンテーションをするというので、
パワーポイントの資料を見せてもらった。


息子は自分とは違い、正直で素直なので
資料もごく普通のオーソドックスなものに
なっていた。


無難だが、もう一工夫した方が
もっとよくなるなと感じた。


プレゼンテーションというスキルは、
昨今ビジネスシーンで職種に関係なく
必須のスキルということになっていて、


自分がかつて所属していた企業でも
昇格要件にプレゼン試験を課している。


そんなことで様々なプレゼンが
シーンに応じて日々行われるようになっている。


このブログのテーマとプレゼン、一見
関係ないと思う方もおられるかもしれないが、


ビジネスプロフィールを聴衆相手に
言葉にすればプレゼンテーションになる。


聞き手にメッセージを届け、
行動を促すという点では
両者とも目的は同じである。


息子の場合、
聴衆の属性は予め判明しているから
当然前提の説明は不要で、
単刀直入に内容の説明に入ることができる。


このような理科系のプレゼン発表の場合、
どのような点に注意すべきか?


自分は研究者ではないので
理科系発表の経験は無いが、
聞き手の経験は無数にある。


その聞き手の立場から言わせてもらうと
結論の明示、その結論に至った考察のプロセス、
実証実験の正確性、論理の明快さという
プレゼンに必要な要素はふつうのプレゼンの
場合と変わらないが、
もう一つ大事な要素があるように感じている。


それは、「視覚的なサプライズ」である。


理科系発表の方が、
ふつうのプレゼン以上に視覚的な
サプライズの効果が大きいと感じるのだ。


例えば資料の中で画像を使うことは
よくあるが、


そこで「オーッ」と言わせる工夫は
聞き手の関心を呼び込むためにとても重要だ。


平板なデータや表、テキストでの説明の中に
ちょっと異質な、とび抜けた視覚的要素、
「オオッ」と言わせる要素を盛り込むと
まわりが地味なだけに非常に強いインパクトが残る。


やりすぎはあざとさが出てダメだが、
ずっとモノクロ映像を見せられていて、
突然きらびやかなカラー映像を見せられるようなもので
コントラストが際立つのだ。


どんなプレゼンでも、聞き手の印象に残せず、
行動を促すことが出来なければ失敗なので、
この点は工夫が必要なのである。


ということで息子にはこの点をアドバイスしたが、
さて反映させたかどうかはわからない。




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    Posted by グッドリスナー at 17:00│Comments(0)プレゼンテーション力
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