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2014年10月25日

いつの時代にもいる終末論や亡国論を利用するヤツ


終末論や亡国論ってよくあるよね。


「〇〇が国を亡ぼす」とか
「△△亡国論」etc.


あれは大嫌いだな。


あれを利用して本を売ろうとするヤツ、
不安を煽って自説を通そうとするヤツは
もっと嫌いだね。


「少子高齢化」「フリーター」
「無気力な若者」「フリーター」
「大地震」「火山の噴火」「中華思想」
みんな国を亡ぼすらしい。


「亡国論や滅び論は、
私憤を大義にすり替えるため」
という人がいるがまったくその通りと思う。


個⼈的に気に⾷わない相手や、
その人がやっていることが
気にくわなかったとき、


論理的に批判するのでなく、
その相手は国や世界にとっての敵だ


そいつが国を滅ぼすぞと喧伝し、
批判対象を公共の敵に
仕立てようとする。


もうそんなトリックにはウンザリだが、
この手のタイトルの本が後を絶たない
ところを見ると


人というのは本質的に、
どこかに敵を用意して
袋叩きにしたいものなのかもしれない。


しかしこの亡国論や終末論、
歴史上はずっと大昔からあった。


というより、末世感が無かった時代など
歴史上一度も存在しなかった
といえるくらいだ。


いつの時代も
「昔は良かった。
今の若者はなっていない。」
と思う人がいるが、
事実とはもちろん異なっている。


具体例として高度経済成長時代を
懐かしみ、


「あの頃には家族団らんがあり、
貧しくてもみんな笑顔だった」
という。


しかし、それが事実だとしても
その反面、今の中国以上にひどい環境汚染、


中卒で集団就職、犯罪、交通事故、汚職等々
問題はいつも山積だった。
ウソと思うなら統計数値を見るとよい。


基本的に歴史上どの時代にも
一長一短はあり、


あの時代は良かったというのは
現在否定のノスタルジーでしかない。


自分は「現世肯定主義」であり、
終末論の完全否定論者である。


過去は尊重しても懐かしまない。


未来は計画しても憂えない。


いまこの瞬間以上に大切な時間
なんてあるはずがない。




  • Posted by グッドリスナー at 23:55│Comments(0)
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