2014年10月19日
ASUKAの薬物問題の判決で男と女は逆の反応をする
薬物使用で逮捕起訴され
先日有罪判決を受けた歌手のASUKA。
この事件では法的な罰以上に
ASUKA自身歌手生命が危ぶまれる罰を
世間から受けたことは間違いない。
だが、このASUKAに対して、
一部の女性から同情の声があがったことを
意外に感じた男性は多かったのではないか。
しかしこれは最近の脳科学からみると
ある意味当然の結果だったといえる。
男脳と女脳があるというが
実際に同じ刺激に対して
男と女では脳の活動領域が
異なることがあるらしい。
ロンドン大学の研究によると
自分の信頼を裏切った人間が
ひどく罰せられるのを見た時、
同情回路ともよばれる脳の島皮質や帯状皮質
の働き方に男女では大きな差があるというのだ。
男の脳では悪人がひどく罰せられても
同情回路が全く活動しないのに対し、
女の脳では同情回路の活動が40%
減少するだけで、60%は活動するそうだ。
男脳では同情回路の代りに側坐核、
つまり快感を感じる部位が活発になる。
つまり男は、悪いヤツが罰せられると
同情より「ざまあみろ」という感情が
強く発生するのだ。
これに対し女は、たとえ悪人であっても
ひどく罰せられるのを見ると
「可哀想」と同情する感情が強く沸き起こる。
もちろんこうしたことはそのような傾向がある
という一般論で例外も当然多くあることだろうが、
確かに言われてみると
男性の反応が無機質で冷徹なのに対し、
女性の反応はよく言えば暖かく、
感情移入の傾向が強い。
もし世の中が男だけだったら、
ギスギスした殺風景な社会になるのだろうし、
女だけだったら、情に流され過ぎる
社会になってしまう。
現実の社会は、この男女の特質が
うまく組み合わさっているから
成り立っているのだろう。
Posted by グッドリスナー at 12:00│Comments(0)