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2014年06月26日

社内新商品・新事業企画の通し方


社内企画といっても
大小様々、いろんな企画があるが


例えばメーカーなんかの場合、
新製品の開発企画を通したい
というのはごく普通にあること。


一般的には開発アイテムとして
商品企画会議で承認を受ける
というプロセスだ。


あたり前のことだが、まずは
市場性、成長性、信頼性の3つのSと
加えて流動性が安定していること
を示せることが企画の基本である。


特に保守的な企業では
品質問題が最大のリスクになるから
信頼性は少しも妥協できない。


流動性は企画時にあまり議論されないが
商売としてはとても重要で、
過剰在庫や欠品リスクが小さいことは
円滑な事業遂行には欠かせない。


しかし企画を通す時、
最も難しいのが市場性と成長性
である。


とくにまだあまり世の中に無く、
データ自体集めようもないような
市場の場合である。


だが実は企画を通すポイントは
ここにこそある。


それは業界のライバル社が
手がけているとか、
あるいは手がけようとしている
といった情報と


自社の痛み、弱みを救ったり
カバーできるというビジョンを
描くことである。


およそ新製品とか新事業というのは
総論賛成・各論反対、あるいは
理念保持・実行回避なものだから、


承認権者をその気にさせるには
「やらないでいることが逆に
マイナスになる」と思えるように
仕向けることである。


いまこれを製品化しないと
将来会社が窮地にたたされますよ
と思わせられるか、
そう納得させられるか
がポイントである。


この点は一般消費者に対する
「今買わないともう買えない」とか
「来週からは30%値上げ」などと
あおる商法とちょっと似ている。


乱暴な言い方をすれば
どんなに精査したところで
本当に売れるかどうかは市場が
決めることなので、


企画側に売れるチャンスがある
という思いがあるのなら、
こんな方法で企画じたいを通す
のもありだと思う。




  • Posted by グッドリスナー at 17:30│Comments(0)
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