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2014年05月29日

昔は「電話が鳴ったらすぐに出ろ」 でも今は?


5月、6月は多くの企業で、
新人の研修期間が終了し、
配属される。


自分が会社員になった頃は
今とは随分と違っていて、
「お茶くみ」という仕事?が
存在していた。


「お茶くみ」は、女性社員が
朝、職場の社員にお茶を入れて
くれるのだ。


新人女子の一般職は、
初めは必ずやらされる仕事だった。


今考えてもスゴイのは、
湯飲み茶わんは共通の同じ物ではなく、
一人一人持参の物を使用するのだが、


お茶を出す人は数十人いたフロアの
社員の湯飲み茶わんをすべて記憶していて、
間違いなく本人に届けることである。


今は来客時は別として
お茶くみなどという言葉じたい
消滅しているが、
昔はそんなのんびりとした
時代だったのだ。


新人にとっての仕事での
最初の関門は電話を取ること。


とにかく電話がなったら
すぐに出ろと口を酸っぱくして
言われたものである。


電話相手の企業名や個人名に
馴染みが無く、聞き取れなくて
苦労したことを憶えている。


ところで、この電話、
最近どの職場でも
めっきりとかけることも
かかってくることも少なくなった。


理由は、メールの普及である。


仕事でのコミュニケーション手段
として、メールは電話にまさっている
ことがあって、


発信側にとっては
伝えたい時に発信しておけばよい
証拠が残る
というメリットがあるし、


受信側にとっては
読みたい時に読めばよいので
仕事を中断されない
テキストとして残っているので
一々メモを取る必要がない
などのメリットがある。


ビジネスでの便利度は
圧倒的に電話よりもすぐれている
ので、今はもう完全に電話を
凌駕してしまっている。


だから今の新人さんたちは
電話に出る機会そのものが
自分たちの新人の頃に比較して
激減しているのではないかと
推測している。


対人コミュニケーションの
総量が減れば、それを苦にする人が
増えるのも道理である。


そうなると、逆に
対人コミュニケーション能力を
他人より少し磨くだけで
武器にもなる。

ものは考えようではある。




  • Posted by グッドリスナー at 10:00│Comments(0)
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