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2014年04月26日

言葉のインフレには気をつけよう


もう麻痺してきているが、
最近は言葉のインフレがひどい。


「重要」は「最重要」に
「至急」は「大至急」に
「問題」は「大問題」といった
具合で、連発する人も多い。


連発していると
効果が薄れてくるので、
次にはアタマの部分に
「超」の字をつける。
「超重要」「超大至急」だ。


この他にも
史上空前とか
前代未聞、
果ては銀河系最強
などまである。


歴史や銀河系を隅々まで
知っていて言っているわけでは
なかろうが、まあインフレだ。


プレゼンやプロフィール発信では
これではダメである。


印象付けることが目的だから、
言葉は強弱、緩急は不可欠である。


急いでいるにしたって、
いつも大至急、超大至急では
誰も信用しなくなる。


だから実際はそれ程でもない時は、
勇気を出して穏やかな表現にする。


あえて「不急」とか、
「通常」とした方が本当の
「大至急」が生きる。


余談だが、「超」は
公的な表現にも使われ始めていて、


なんと道路標識に
「この先超急カーブ」
というのもあった。


言葉のインフレを見ていると
メッセージの発信において、
表現中にどう緩急をつけるべきか
気にするようになる。


プロ野球の投手が速球一本やり
では最後まで持たないのと同様に
強調したいことの前後は
あえて強調しない表現を用いる。


無用の用ではないけれど
すぐれたプレゼンやプロフィールには
必ずこの緩急はあるのだ。


強い言葉も平凡な言葉があって
こそ初めて生きてくる。



  • Posted by グッドリスナー at 16:00│Comments(0)
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