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Posted by たまりば運営事務局 at

2015年01月11日

伝統的日本企業の働き方と外資系企業の働き方


自分は外資系企業で働いた経験がないので、
あくまで読んだ話、聞いた話だが、


伝統的な日本企業と外資系企業では
働き方に大きな違いがあるようだ。


最も大きな違いは自分の職務の
範囲、権限、責任に対する考え方の違いだ。


日本の企業でも職務内容や権限、
責任範囲を定め明示するようにはなっているが、
シビアに運営されているとは言い難い。


職務範囲を超えた仕事の指示を受けたり、
他部署から協力を求められることはよくある。


本来の権限範囲で決定したことでも
上司の一存で覆されることは普通にある。


外資系企業では、職務範囲が極めて明確で、
それを超えたことをするのは、
たとえそれが会社のためになると思っても
絶対にやってはならないという。


もし職務範囲を超える仕事を受けたりした場合、
上司からは激しく叱責されることもある。


上司としては、自分の職務範囲を超えた仕事を
抱え込むことになるからだ。


良くも悪くもジョブディスクリプションが
徹底していて、

職務範囲外のことは絶対にやらないが、
職務範囲内のことは責任を持ってやり遂げる
というスタンスである。


また、外資系企業では個人主義が徹底していて、
新人に親切に仕事を教えるということもない。


新人を教えると自分の職務の時間が奪われるし、
下手をしたら自分の仕事がその新人に奪われてしまう。


だから有能な新人は徹底的に
潰しにかかるのだという。


それを掻い潜った強い奴だけが
生き残る、仕事とはそういうものだ
という考え方である。


ちなみに退職挨拶などという慣習も存在しない。


退職して無関係になるのに挨拶をする必要など無い
ということと、そんな挨拶に職務時間を奪われたくない
という考えからだそうである。


どちらの職場が好きかと言われれば
日本的職場の方が居心地はよさそうだ。


しかし一長一短で、どちらが優れている
というものでもないとも感じる。


日本企業に居て最もおかしいと思うのは、
明確に自分の権限範囲で決定したことでも
報告を求められ、容易に上司によって変更されてしまう
ケースがあることだ。


いったい自分の権限がどこまであるのか
さっぱり分からなくなり、
同時に責任も曖昧になってしまう。


ジョブディスクリプションの概念が曖昧なので
自分の仕事が終わっていても
忙しそうにしている人がいたら退社できない。


しかし外資企業の過度のジョブディスクリプションも
人は育たず足の引っ張り合いを生み、
チームワーク無くしては達成できない仕事では
大きなマイナス要素である。


いいとこ取りは難しかろう。


だが、最近の仕事は職務範囲を超えて
動かないと完結できない仕事が増えている
と感じているので、


自分は日本的な働き方をベースに
権限と責任を明確にするやり方が
ベストだと思っている。



  

  • Posted by グッドリスナー at 17:00Comments(0)働き方