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Posted by たまりば運営事務局 at

2014年10月09日

自治体にゴミの開封調査をする権限はあるか?


多くの自治体で採用されている
ゴミの分別出しシステム。


産経新聞によるとこの分別ルールを
守らない人が後を絶たないため、


横浜市をはじめとする
ゴミ袋の開封調査を実施する自治体が
増加しているという。


この自治体のゴミ袋開封調査
に対しては賛否両論だ。


廃棄物としてゴミになってしまうと
所有権はゴミを出した本⼈からは離れる。


守秘義務のある公務員が調査すれば問題がない
のではというのが容認する人の意見だが、


一方で、所有権とプライバシーは別であって、
公務員に守秘義務があるからOKという理屈は
成り⽴たないという意見もある。


情報取得の行為じたいがプライバシー侵害と
考えられるという考え方である。


例えば、もし家庭ごみの中に妊娠検査薬や
カツラが⼊っていたとしたら、


それを自治体職員に見られても
守秘義務があるので問題ない
との理屈は成り⽴たないからだ。


結論としては、開封実施をする
自治体の分が悪いように思える。


自治体によるゴミ開封権利の条例化は、
憲法で保障されている
プライバシーを守る権利を侵害
している可能性が高い。


行政訴訟となれば自治体の条例は
憲法違反で無効になると思われる。


公共の利益を著しく損なうことが
予見できる時は、プライバシーを制限
できることになってはいるが、


それには厳正な手続きが
求められていて、安易に自治体が
条例で定めて実行できる話ではない。


また、ゴミの分別を守らない行為が
「公共の利益を著しく損なう」と
言い切るためには、


ルール違反の行為によって
処理コストが増大したという数的客観的
証拠を示さなくてはならないが、
そこまでは難しいだろう。


ルールを守らせたい自治体の
気持ちは理解できるが、ちょっと
踏み込み過ぎの感がある。


さて、当家の場合だが
基本的に個人名がわかるような書類や
郵便物はハンドシュレッダーにかけるか
「消しポン」を押してわからなくして出す。


先日のキャンプの際には、
サラリーマン時代の古い給与明細の束を
焚き火ですべて焼却した。


情報は人から漏れるのが常であり、
残念ながら相手が自治体でも
それは例外ではない。



  

  • Posted by グッドリスナー at 23:55Comments(0)

    2014年10月09日

    用いる時は鼠虎になり、用いざる時は虎鼠となる


    標題の「用いる時は鼠虎になり、
    用いざる時は虎鼠となる」というのは
    古いことわざで、


    意味は、人は大事な地位に登用すれば
    本人が持っている以上の力を発揮するが、


    登用しなければ持てる能力すら
    発揮できないという意味である。


    このことわざは、言い得て妙であって、
    実際組織において頻繁に目にする。


    当初はその地位や役職にふさわしい
    能力やパフォーマンスが無くても


    しだいにそのポジションに相応しい
    力を発揮する例というのは実に多い。


    特に集団での意思決定を重視する
    古い安定した企業などのトップには
    このタイプの人が多い。


    ただし自分は、鼠が虎になるためには、
    条件がつくと思っている。


    本人がポジションに就く前の
    引き出しが多いことと、


    就いて後勉強、努力する向上心が
    ある場合である。


    元来人間の能力には大差はなく、
    本人の心掛け次第で誰でも大きく変わる
    可能性は持っている。


    機会は均等ではないが、
    ふだんから準備している人間は


    そのポジションに就いてから力を
    発揮できる可能性が高いと思う。


    もっともこのことわざで気になるのは
    後ろ半分の方である。


    いくら高いポテンシャルを持っていても、
    それにふさわしい場が無ければ、


    持っている力を発揮できないというのも
    実際よくあることだからだ。


    「角を矯めて牛を殺す」という言葉も
    あるけれど、


    せっかくの能力も使う機会を
    与えなければどんどん退化してしまう。


    自分の中に眠る能力は、
    自分では気づきにくい。


    早くから人に引き出してもらう準備を
    しておくことにしくはない。



      

  • Posted by グッドリスナー at 12:00Comments(0)