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Posted by たまりば運営事務局 at

2014年08月01日

時間単位、業務単位の働き方は既に始まっている


高齢者の働き方にもっと
多様性が必要と書いたけれど
実はそのような働き方は既に
始まっている。


それはインディペンデントコントラクター
という働き方である。


インディペンデントコントラクターとは
聞き慣れない言葉だが、
和訳すると「独立業務請負人」。


これは、会社員として企業側と
契約を結ぶのではなく、


業務請負契約と秘密保持契約を
会社と結び、ある特定業務だけを
請け負って働く働き方である。


インディペンデントコントラクターは、
法律上は個人事業者であって
会社員ではない。


だから健康保険は自分で国民保険か
どこかの組合に加入する必要があるし、


社員が受けるような福利厚生は
受けられない場合が多いが、


一方で会社員ではないため
厚生年金の加入者ではなく、
年金支給開始年齢(現時点では61歳)
になれば年金の支給は受けられる。


特定の業務しか請負わない
契約の場合は、会社員時代より
当然報酬が少ないが
勤務時間に拘束されることもない。


余裕があれば競合関係にない
複数の会社との契約も可能である。


もう始まっていると書いたのは、
米国などでは既に4人に1人がこの
働き方になっているのと
日本でも急速に増加しつつあるからだ。


かく言う自分もこの
インディペンデントコントラクターの端くれで、
すでにそうなってから1年近くが経っている。


現在は起業準備中だが、
インディペンデントコントラクターは
既にやっているので、
職業は?と聞かれれば
今のところ正式には
「インディペンデントコントラクターとして
〇〇の事業を請け負っています」
ということになる。


時間的余裕度でいえば
あと2社くらいは請け負うことは可能だが、
もとよりそんなに働く気はない。


自分くらいの年齢になると
単純に報酬の多寡よりも
拘束時間と仕事の内容や質、
仕事じたいの面白さとの
バランスの方がずっと重要になってくる。


いくら報酬がたくさん貰えても
自分の時間がほとんどないのなら
考えざるを得ない。


正直、自分の人生の残り時間を考えると
「カネより時間が大事」
というのはある。


このあたりは若い人にはまだ
理解できないかもしれないね。


そんなわけで国や自治体としても
このような働き方がもっと
やりやすくなるような施策を
もっと行うべきと思っている。


自分が契約した会社でも
インディペンデントコントラクター
というのは前例が無かったので、
提案した時には会社としても
かなり戸惑いがあったようである。


しかし、国の財政負担、
企業のコスト負担や職場の人間関係、


そしてそれ以上に働く本人の
自分のペースで働きたい
という意思を尊重する時、


社会としてそんな選択肢を
多く用意することに管財民とも
注力すべきである。



  

  • Posted by グッドリスナー at 23:55Comments(0)

    2014年08月01日

    高齢者の仕事 もっと多様な働き方があっていい


    つい最近発表された統計で
    日本の男性の平均寿命が
    ついに80歳を超えたとのこと。


    仮に60歳で会社の定年を迎え
    そのまま働くことも辞めた場合、
    平均して20年間は福祉サービスを
    受けるだけの人になる。

    本来、年金制度というのは
    10年間くらいの支給を想定して
    作られた制度であるので、
    これでは制度上ももたない。


    だから政府は年金の支給年齢を
    段階的に引き上げて行き、
    支給期間の短縮化を図ろうとしている。


    同時に政府は企業側にも
    定年延長などをするよう
    働きかけ、年金の支給開始を
    遅らせるように努めている。


    そのことじたいは
    ある程度仕方のないことではあるが、


    自分は60歳以後の働き方には
    もっと別の道をたくさん用意すべき
    だろうと思っている。


    実際、60歳前後の人に話しを聞くと
    「働くことはいいのだが、
    もう会社員としての働き方は
    続けたくない」
    という人がとても多い。


    だいたいこの年齢の人は
    子育ても住宅ローンも終了し、
    働き盛りのときほど多くの収入は
    必要としていないのが普通だ。


    一方で、ボランティアや趣味の世界
    だけに没頭したいとも思っていない。


    そして、仕事を通じて社会との関わりを
    持ち続けたいと思っている。


    つまり、60歳を過ぎても働き続けたいが、
    会社員のような働き方はもうたくさん
    と思っているのである。


    だが、今の国や自治体の政策では、
    そのような人たちに対して
    十分な選択肢を提供できていない。


    労働時間や業務内容にしても
    現役バリバリ時代の延長で
    高齢者側のニーズにはハマっていない。


    たとえばフルタイムではなく、
    1週間に1日だけとか、


    あるいは時間単位でなく、
    ある特定業務だけとか
    成果報酬型とか


    自分自身で裁量できる働き方を
    したいと思っている人も多い。


    フルタイムとなれば
    企業側もそれなりの待遇を
    用意しなくてはならないので
    当然コスト負担も大きい。


    また職場においても、
    かつての上司や元取締役だの
    〇〇事業部長だの
    地位の高かった人がゴロゴロ
    していては何かと気詰まりだろう。


    一方で長い経験と深い知識、
    それに年かさの方が有利な交渉事
    だってある。


    会社員と非正規雇用、
    独立起業といった従来からの
    働き方の他に


    技能や経験を時間単位や
    仕事のかたまり(特定業務)で
    切り売りする働き方がもっとあっていい。


    60歳からは、
    「好きな仕事を好きな時に好きなだけ」
    働き方を選択できるようにすれば


    国の財政負担、企業の雇用原資、働く人本人
    にとって、三方得であると思うのだが。



      

  • Posted by グッドリスナー at 17:30Comments(0)