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Posted by たまりば運営事務局 at

2014年06月14日

畑の土は不揃いだからいいんだよ


以前に家庭菜園に凝っていた
時期がある。


特に仙台に居た頃は
本格的にやっていて、
都会の市民菜園の10倍はあるような
かなり広い土地で野菜を作っていた。


種類、収量とも豊富で、
近所に配ったり、


春と秋はほとんど野菜を
買わなくても済むほどだった。


野菜を作るには
なんといっても土が大切で、
植え付けや播種の前に
いかによい土を作っておくかで
出来不出来が決まってしまう。


だから元肥はきわめて大切だ。


元の土が悪いと、後からいくら
肥料を入れてもダメで
まともな野菜にはならない。


若い時の勉強がその後の
人生において大切、
みたいな話だけれど、
今日はそのことではない。


土をつくるときのポイント
についてである。


まず当然だが、phや
窒素、カリウム、リンなどの
成分のバランス調整。


そして通気性だ。


通気性はバクテリアなど
微生物に必要なもので、
これが無いとよい土にならない。


そして、通気性を決めるのは
土を構成する粒子のばらつき加減
なのである。


土の粒、粒子の大きさが
揃いすぎていると、
土は時間とともに固くしまってしまい、
通気性が悪い土になる。


なので、通気性を保つには
なるべく粒子が不揃いの方が
よいわけだ。


これって人間社会も同じ
だと思いませんか?


会社組織などに特にいえることだが、
組織は根源的に構成要素の粒子を
揃えようとしたがる。


いろいろな形や大きさ、
つまり個性があると
組織の構成員にとっては
居心地が悪くなるから、
自然とそうしたものを排除しようとする。


かくてだんだん同質、同形の
人ばかりが集まるようになり、
組織の風通しは悪くなる。


畑においては、
あえて大きさや性質の異なる
土を入れたり、


小枝や収穫の終わった作物を
鋤き込むことで、土の中に
空間をつくるようにしている。


人の世もおなじで、
様々な個性があるからこそ
社会の健全性が保たれている
と思う。


組織も、その健全性、多様性を
保つため、目的に合致しない
人を排除するのではなく、


むしろいかに尊重できるかが
問われると思っている。



  

  • Posted by グッドリスナー at 21:00Comments(0)

    2014年06月14日

    梅雨空もまたいいよね


    今年の梅雨は本格的で
    梅雨入り後は毎日雨ばかり。


    ここ数日は眩しい夏空も
    見られるけれど
    そんな日でも突然強い雨が降る。


    梅雨を嫌いな人は
    多いかもしれないが、


    大きなガラス窓越しに
    木々を眺めていると
    なぜか心が落ち着く。


    この時期の俳句の季語に
    「五月雨」という言葉がある。
    きれいな言葉だね。


    「五月雨を あつめてはやし 最上川」
    「ときは今 雨のしたしる 五月かな」
    の五月雨。


    自分はこの言葉を聞くと
    竹林に絶え間なく降り注ぐ
    雨の情景を連想する。


    俳句の趣味はないが、
    俳句の季語にはこんな
    すぐに情景が浮かんでくるような
    美しい言葉がたくさんある。


    季語が一年を通じてあるのは、
    どんな季節にも
    その季節なりの美しさがある
    からだと思っている。


    どんな人にも
    その人にしかない美点が
    あるのと同じように。


    自分としては、
    それが感じ取れる感性を
    持ち続けたいと思う。



      

  • Posted by グッドリスナー at 17:30Comments(0)