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Posted by たまりば運営事務局 at

2014年04月28日

あなたの中に「気質(かたぎ)はありますか?


よく職人気質(しょくにんかたぎ)
などという言い回しで使われる
「気質」。


「気質」の他、
「容気」「形気」と
書くこともあるらしい。


語源は染め物職人が
染色の形取りに使う形木
から来ている言葉。


昔の職人さんは誇りが高く
気質(きしつ)が難しかったので、
「形木」にかけて「気質」を
かたぎと呼ぶようになったらしい。


この職人気質の人、
最近は少なくなったとはいえ
結構身のまわりにいる。


仕事の価値判断の基準が
自分自身の感情にある人だ。


そのこと自体は良いことでも
悪いことでもない。
ただし接し方には注意が必要である。


意気に感じれば
損得抜きで働くけれども


いったんへそを曲げたら
テコでも動かない。


自分は土木工事の現場にも
関わったことがあるので、
少なからずそのような人たち
を見てきた。


ある道路埋設の現場で、
複数の業者が関わることがあり、
トラックから「乱馬(らんま)」
と呼ばれる舗装を固める機械を
下ろさなくてはならない状況が
あった。


乱馬は、数十キロはある
重い機械だから
自分が仕事を依頼していた
職人さんは、近くにいた別の
会社が依頼している職人さんに
「下ろすのを手伝ってくれ」
と頼んだのだ。


そうしたらなんとその職人さんに
「自分の仕事じゃないから」
と断られた。


それから自分の方の職人さんの
むくれること、むくれること。


完全にへそを曲げてしまい、
もうその現場では
自分が頼むこと以外、
他から何を頼まれても一切協力しない。


職人気質の人というのは、
いったん信頼されると
お願いした以上のことを
やってくれるし、


へそを曲げたら
もうどのような理屈も指示も
通らない。


しかし会社員を辞めた今、
なんかそういうのっていいな
と思っている。


組織の中では扱いにくい人たちだが、
自分にとても正直なわけで、


仕事をすることの喜びは
そのような職人気質の人の方が
大きいのではないかと思う。

そしてそうした「気質」は、
誰の中にも多少なりとも
存在している。


自分は組織の中にいる人でも、
それを意識して育ててみたら
よいのではないかと思っている。


自分の気持ちに忠実に生きることが
結果として仕事の喜びを知ることに
つながるかもしれない。



  

  • Posted by グッドリスナー at 16:00Comments(0)

    2014年04月28日

    自分の仕事が大好きですか?


    このブログは、
    業務受託先の会社近くにある
    スターバックスで書くことも多い
    のだが、


    ここのスターバックスは、
    本社に併設されたモデルのような
    店舗なので、他の店とちょっと
    異なっている。


    滅多に仕入の無い
    プレミアムなコーヒーを
    飲むことが出来るのだ。


    だが書きたいのはそのことではなく、
    特設コーナーの店員さんのことだ。


    とにかく説明というか
    薀蓄が凄いのだ。
    そして本当に熱心。


    その日のコーヒーの特徴や
    どのように生産されているか、


    どうして希少性が高いのか等
    滔々と説明してくれる。


    そのようなことが
    うっとうしいという人は
    特設コーナーに行かなければよいので
    押しつけではない。


    自分が感心するのは、
    店員さん自身が本当に
    コーヒーが大好きらしいことが
    伝わってくることだ。


    人は感情の動物という。
    それは購買行動の決定的要素
    であるとよく言われる。


    だから、販売でもお客様の感情に
    こちらの感情をぶつけて共鳴
    して頂くことが一番
    である。


    それには、今自分が売ろうとしている
    商品やサービスを売り手の自分自身も
    大好きで気に入っていることである。


    これは当たり前そうでいて
    実はなかなか難しい。


    特に会社仕事であれば
    「うーん、これはちょっとね」
    という品物でも
    売らなくてはならないことがある。


    仕事だから仕方がないと
    自分を無理やり納得させては
    望むのだが、


    やはりお客様の感情を
    共鳴させることはできない。


    自分の仕事、お客様に提供する
    商品やサービスを「好きになる」

    これがまずビジネスの第一歩と思う。


    では好きになれない時は
    どうするのかって?


    答えは二つ。


    多くの場合において、
    そのような人はその仕事の
    コアにある醍醐味まで
    到達していないと思うので


    徹底的に正面から仕事に
    取り組んでやってみること、
    つまり「やりきる」。



    もう一つは、
    そこまでやっても
    好きになれそうもないのなら、


    さっさと別の仕事を探す
    こと
    である。


    ただこの時、
    「ちょっと良さそう」とか
    「わりと興味がある」くらいの感情で
    決めると同じ失敗を繰り返す
    可能性が高い。


    人と同じで、
    初めは興味がなくても
    後からだんだん好きになる
    ことだってあるのだ。


    判断の基準としては
    なぜその仕事を選ぶのか、
    理由をはっきりさせておく
    ことだ。


    「誰かを救いたい」とか
    「問題解決したい」があればベスト。


    自分の中から湧き出たものなら
    きっとその仕事は好きになる。



      

  • Posted by グッドリスナー at 10:00Comments(0)