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Posted by たまりば運営事務局 at

2014年04月27日

人にはみんなその人だけの歴史がある


ずい分と昔のことだが、
テレビ東京系列で
「人に歴史あり」という
テレビ番組をやっていた。


また今も放送が続いている
黒柳徹子さんの「徹子の部屋」。


そしてこれも現在継続中の
日経新聞の連載企画
「私の履歴書」など。


それぞれ個人の来し方を
テーマにしている内容だ。


これらの番組や記事をいつも
それほどよく見ているわけではないが、


人にはその人だけの歴史がある
というのは本当にそうだなと思う。


これらの企画で取り上げられるような
著名人ではなくとも、


また、波乱万丈、どん底、大成功などの
人生でなくても、


ある程度の年齢に達した人には
それぞれとても興味深いヒストリーが
必ず存在する。


よくよく深く話を聞いていくと
どんな人の話も見方によっては
決して平凡ではない、
いろいろなことが詰まっている。


平凡な人生などと言葉では言うが、
そもそも、その平凡とはいったい何だろう?


パーソナルブランディングとは
その人だけのヒストリーと
人生観をひも解くことから始まる。


あなた何故ここにいるのか?
あなたは何故今の仕事を選んだのか?
どんな家庭に育ち、どんな学校時代
を送ったのか?
これまで一番嬉しかったこと、
逆に悲しかったことは何か?
もしも生まれ変われるとしたら
今とは違った人生を歩みたいと思うか?


聞けば聞くほど
人というのは奥が深い。



どんな人でもその人生は単純ではなく、
簡単な言葉で規定できるものではない。


遺伝形質がデフォルトであるとすれば、
人には後から書き込まれたデータが
膨大にあり、
デフォルトと複雑に絡み合っていく。


ブランディングでは、
強みを導き出す過程で、
本人も忘れていた、何の関係も無さそうな
一見些細なことが重要な意味
を持つことがよくある。


このため、どんな人の場合でも
棚卸しにはとても手間と時間がかかる。


逆に言うと丁寧に時間をかけて
棚卸しをするほど
ブランディングはやりやすくなる。

  

  • Posted by グッドリスナー at 16:00Comments(0)

    2014年04月27日

    肩書きの効用はバカにできない


    会社員時代にはあまり無かったことだが、
    最近は金融機関とのお付き合いが増えた。


    銀行に行くと、よく目にするのが
    「支店長代理」の肩書きだ。


    実はこの肩書き、
    一般の会社でのそれとは
    ずい分と違うらしい。


    職階のレベルとしては
    ヒラ社員の一個上という
    位置付けにすぎないのだそうだ。


    私のいた会社でも
    支店長代理という役職名は
    あったが、
    だいたい部長クラスの人が
    任命されていた。


    調べたわけではないが、
    一般的な会社では似たり寄ったり
    だと思う。


    しかし、銀行の支店長代理は、
    係長より下の、せいぜい主任クラス
    ということらしい。


    それはそれで銀行の勝ってなので、
    一向に構わないが、
    受取り手にはかなり上の役職の人
    だと思ってもらえるので、
    対外的にはとてもメリットがあることらしい。


    組織社会に生きる人間にとっては、
    名刺交換をしたとき、
    社名のステータスと同様に
    肩書きも大きな意味を持つ。


    実質「主任クラス」なんてことなど知らないので、
    「支店長の代理なら信用できる」
    という先入観は無視できない。


    しょせん、いかなる肩書きといえども
    中身の価値とは何の関係もないが、
    肩書きはホームサイトの
    サブタイトルくらいの影響力を
    持っていると思う。


    あまりよく知らない人と相対した時、
    人間は取りあえず肩書きで分類しよう
    と思うものである。


    一方、小さな企業では
    肩書きを逆のアプローチから
    利用する手もある。


    本人と奥さん二人だけの企業でも
    自分が社長を名乗らずに
    奥さんを社長にして、自分は
    たとえば「営業部長代理」くらいに
    してみてはどうだろう。


    受け手の人の感覚としては、
    一人か二人の企業とはふつう
    思わないだろう。


    本人の他に社長がいることは
    当然思ってくれるとして、


    本人の上司として営業部長も
    別にいると思うのではないだろうか。


    さらに、営業部というのがあるのなら
    管理部や広報部もあるかもしれない。


    物販なら調達部や資材部の存在まで
    連想するかもしれない。


    部組織があるのに部下がゼロ
    ということはないだろうと
    勝手に想像が広がっていく。


    コケおどしのことではあるが、
    人間心理としては
    相手の実態がわからない時は
    何か「社長」より安心感がある。


    言葉というものの力と
    不可思議さを感じることである。

      

  • Posted by グッドリスナー at 11:10Comments(0)