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Posted by たまりば運営事務局 at

2014年04月04日

何も手を打たなければ、せっかくのキャリアも活かせない


一昨日の讀賣新聞電子版に
60歳を前に転職を考え、
人材紹介会社に登録した人の話
が載っていた。


その人は、
大手電機メーカーに就職、
システム開発にかかわり、
部長職として、
国や自治体に納める文書管理の
情報システムを一から開発するなど
成果を上げていたそうだ。


60歳を前に転職を考え、
人材紹介会社に登録したが、


それ程の実績があったため
仕事はすぐ見つかると思っていたが、
60歳の求職者への求人は皆無。


記事によれば、
65歳まで今と同じような仕事を
同じ会社で続けたいと希望したとしても


65歳まで働ける環境を
整えつつある企業でさえも、
実際は関連会社への出向などで
能力を生かしきれないことが多いそうだ。


前出のご本人いわく、

「年齢でこれほど市場価値が落ちるとは。
年齢の壁を痛感させられた」。


たぶん、これと似たような話は
日本中にいくらでもあるのだろう。


だが、この話で、
一点それは違うぞと
思うことがある。


それは、
「年齢で市場価値が落ちた」
と発言しているところだ。


正しくは
市場価値が落ちたのではなく、
適切な方法で世に問わなかったため、
市場価値が付かなかった

だけなのだ。


多くの中高年の職業人が、
会社人として修羅場をくぐり、
若い人が逆立ちしても敵わないような
キャリアを積みながら、
その真の価値を知らず、
というより知ろうともせず、


誇りを失ってしまうのは
きわめて残念無念なことである。
社会にとっても大きな損失だ。


どうしてそうなってしまうのだろうか。


ひとつは、
最近は改善されてきたとはいえ
日本という社会が、
「俺が俺が」のように
自分をアピールすることを
好まない風土であることだ。


そしてもう一つ、決定的なことは
自分のキャリアをプロフィールとして
構築し、発信することの意義と重要性を
誰も教えていないから

だと思う。


これから超高齢化、成熟期を迎える
日本において、
いたずらに社会保障費を増やさないために
キャリアある人の自信回復と活用は
急務であると感じる。


余談だが、前出の記事の人は
現役の時に知っていた会社に再就職でき、
当初は低い報酬だったが、
抜群の働きで経営を任され、
現在は社長をやっているそうだ。
  

  • Posted by グッドリスナー at 18:01Comments(0)

    2014年04月04日

    他人のためにいまあなたは何をしているか キング牧師の言葉


    きょう4月4日は、アメリカの
    アフリカ系アメリカ人公民権運動家の
    キング牧師が1968年に凶弾に倒れた日だ。


    彼は、数々の名演説を遺していて
    伝説のプレゼンターの一人だが、


    数多い名言の中に
    「人生で最も永続的でしかも
    緊急の問いかけは、他人のために、
    今あなたは何をしているかである」

    という言葉がある。


    世の中には、財産収入に関係なく
    働き続けたいという人が多くいるのも、
    人というものの根底に、


    自分以外の誰かのためになっている
    と感じられる時に生きていると
    実感できる本性があるからだろう。


    どれだけ大金を稼ぎ、
    莫大な資産を築こうとも
    自分のためだけに使うカネなど
    たかが知れているし、
    贅沢など(自分は無縁だが)
    さぞ空しいだろうと思う。


    実際、年収何億という人も
    別荘や自家用ジェット、グルメ
    など自分向けにお金を使うことには
    すぐに飽きてしまい、
    結局は慈善とか社会貢献事業に
    向かう人が多いという。


    日本人の場合は、
    別に稼ぐことを罪悪視していない人でも
    金銭ではなく、
    誰かの役に立つかを価値判断の基準に
    している人が多いらしい。


    外資企業の外国人経営者の談として、
    日本人は、
    報酬や地位でモチベーションを
    引き出すことが特に難しいそうだ。


    そのかわりとして、新たな仕事、
    それも所属する組織や社会のために
    なると思える仕事を
    報酬として与えることが、
    モチベーション維持のために
    最も効果があるという。


    ビジネスプロフィールは、
    自分という商品を
    買ってくれる人に対し、
    困りごとを解決するメッセージとして
    書く必要があるが、


    プロフィールを書く側としても
    根底には誰かの役に立ちたい
    という想いが必ずあるはずだ。


    その想いを言語化し、
    相手に届くメッセージにすることが
    プロフィールづくりの要諦だと思う。


    キング牧師には他に
    「心の中に夢をしまっておく場所を
    いつも空けておきなさい。」

    という言葉もある。


    いい言葉だが、
    その夢が誰かの役に立ちたい
    という想いならば、
    きっと相手に届くだろうと思っている。

      

  • Posted by グッドリスナー at 10:38Comments(0)