24時間発電可能なソーラー発電システムが開発されたらしい

グッドリスナー

2014年10月01日 23:55


人類にとっての究極の課題が
エネルギー問題であることは確実である。


食糧問題でさえ、
エネルギー問題が形を変えたものであるから、


もし恒久的に利用可能な無尽蔵のエネルギーを
人類が手に入れたら、世界は一変するだろう。


無尽蔵のエネルギーを
自在に利用できるということは、


理屈としては気候に左右されず生活ができ、
食料も無限に増産が可能になる。


その時の地球や人類というのは
いったいどうなっているのだろう。


今はまだ実現していないが、
少しずつエネルギー問題を恒久的に
解決できる糸口が見え始めている。


先日、イスラエルのある企業が、
夜間でも太陽熱発電が可能という
システムを開発したと発表した。


これまで昼間しか発電できず、
天候にも左右される太陽光発電は
発電コストが高く実用的でないと云われてきた。


しかし同社は、この太陽光発電の欠点を
斬新な蓄熱システムで克服したらしい。


太陽光を日光追跡型のパラボラで集め、
水を温めて蒸気を発生させてタービンを
回し発電するところは従来のものと同じだが、


すごいのは、地下に蓄えた特殊な流体を、
集約した太陽光で500℃まで温め、
光の無い夜間はそれで水蒸気を作り発電するという。


なぞの流体はセメント状の物体らしいが、
発電効率は極めて高く、ロスはわずか5%程度。


最近は、ヒーティングアイランド現象で
都市部のコンクリート砂漠が夜間に熱を発し、
街中の暑さに拍車をかけているが、
あれをまさに発電に利用するかのようである。


現在は砂漠に設置したシステムで実験が
行われているが、
もしこれを海上フロート型の太陽光発電所でも
可能になれば、


周囲を海という砂漠に囲まれた日本は
常時無尽蔵のエネルギーが利用可能になる。


世界の紛争の根源は、
民族と宗教、そして何よりもエネルギー問題
であるから、これはすごいことになる。


本質的に悲観主義のマスメディアは
暗い未来しか描かないが、


そんなこととは関係なく、
人類史を一変させる画期的テクノロジーの登場は
もうすぐそこまで来ている。