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2014年12月17日

TOEICで満点を目指すのは無意味であるということ


東洋経済オンラインで
東進ハイスクールの英語で有名な安河内先生と
TOEICの普及に長年尽力してきた
千田先生の対談が掲載されていて面白い。


千田先生は、早くからTOEICの創始者である
北岡先生(故人)とその普及に努めてきた。


だが、まだ試験を受ける側だったある時、
北岡先生に「次は満点を目指します」と言って
激しく叱責されたという。


北岡先生いわく、
「満点を目指すような人間をつくらない
ためにTOEICを作ったのだ!」


つまり、TOEICのテストは
結果が問題なのではなくて、


今のレベル、今からやることに必要な
レベルを正しく認識することが目的。


満点だから素晴らしいとか
600点だからダメというものではない
ということだ。


英語は満点を取ることが重要なのではなく
それぞれの目的に応じたレベルに
到達すればよいということなのである。


同時通訳者と旅行会話で求められる
レベルは同じではない。


英語に限らず、手段が目的化して
しまうことはたくさんある。


起業の世界でもいつしか勉強や
ノウハウを集めることが目的となり、
いつまでも追いかけ続ける人がいる。


どんな技能や経験もそれは手段であり、
それ自体が目的地にはなり得ない。
自省したい話である。


ちなみに千田先生の英語学習のモットーは、
The Key to success is
Starting and not stopping.
(成功の鍵は始めることと辞めないことだ)
そうである。




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    Posted by グッドリスナー at 17:00│Comments(0)学ぶこと
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