2015年02月04日
平凡と思えるキャリアを武器にするために必要なこと
転職や起業に成功している人が
みんなすごい経歴の持ち主かといえば
決してそんなことはない。
ただしこのことには若干の補足説明も
必要であることは確かだ。
まず、平凡かどうかは本人が決める
ことではなくて、他人がそう思うかどうか
にかかっていることだ。
本人にとってはたいしたことではない
と思っていることが一部の他人にとっては
珠玉のキャリアであることはよくある。
そしてもう一つ重要なことは、
そのキャリアを応用できる力が
本人にあるかどうかである。
およそサラリーマンの仕事というのは
組織が大きければ大きいほど
極めて狭い分野の仕事に限定されている。
だがそれは逆に言えば
その分野に関してはスペシャリストでもある。
その貴重なキャリアが他人にとっても価値あるためには、
当人に他の仕事でも活かせる応用力があるか
ということにかかっている。
日々の平凡と思える仕事の中で、
たんに右から左に仕事を処理するだけでなく、
工夫して、改善して、アウトプットの付加価値を
高めてきたのなら、
その人は十分に応用力があるといえるだろう。
またそうでなく、
ただ処理するだけの仕事しかしてこなかったのなら、
今からでも目の前の仕事に付加価値をつける
創意工夫をすることで応用力が養われる。
真に(他人から見て)価値ある人間とは、
自分の持っているスキルを別の業務でも
応用して付加価値を創り出せる人である。