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Posted by たまりば運営事務局 at

2014年08月22日

住民基本台帳ネットワークシステムで、市の職員が不正閲覧


先日の産経新聞で、
奈良県生駒市の女性職員が、
住民基本台帳ネットワークシステムの
個人情報を不正閲覧して発覚、
戒告の懲戒処分を受けた
と報道した。


なんでも女性職員は
閲覧した男性タレントの大ファン
だったそうで、
「魔が差した」のだという。


住基ネットは究極の個人情報で、
ハッカーなどに侵入されたら
どうするのかなどとの議論が
絶えない。


だが、情報漏えいというのは
ベネッセの時と同様、いつの場合でも
外部の侵入よりも内部の人間
による漏えいの方が脅威だ。


どこかに情報があれば
それを扱う人間がいるかぎり
必ずセキュリティの脅威は存在する。


だからこれを完全に撲滅することは
人間がかかわる限り不可能
ということになる。


自分の個人情報に関する
考え方は、
完全に阻止することが不可能な以上、
公開してもいい情報はオープンにし、


絶対公開されたくない
情報はオフラインにして
自分だけが管理するしかない
というもの。


インターネットにつながっている、
もしくはオフラインであっても
情報を他人に預けている場合は
漏えいは究極的に避けられない。


情報の価値は、経歴と同じで
それを必要としている人間には
貴重なものだから、


存在そのものを秘匿するしか
完全に守る方法は無い。


ただ公開してもいい情報まで
隠すことは、マイナスの方が
大きいと思っている。


その理由は、現代ではインターネットで
情報を得る割合が大きいからである。


リアルに情報を得ることが
できる場合と違って、
ネットでは書き手の得体が知れない
ところがある。


だからこそ公開可能な情報は
できるだけ多く公開する方が
逆に信用できる。


特に商売の場合は尚更のことで、
売り手の情報が少ないと
それだけで気味が悪く、
NGである。


ネットであっても
自身や自社の人間的な
エピソードがあると安心するし、
時にはファンになってしまう。


結論。


個人情報は適度に公開し、
親しみを持たれよ。



  

  • Posted by グッドリスナー at 17:30Comments(0)

    2014年08月22日

    戦国絵巻 淀君の弱点は無位無官だったことという説


    NHK大河でもよく取り上げられる
    豊臣秀吉の未亡人、「淀君」。


    豊臣家を滅亡に追い込んだ
    愚かでヒステリックな女
    という描かれ方をされることが多い。


    通説としては太閤の遺児秀頼を溺愛し、
    時代が関ヶ原以後徳川家へと
    大きく傾きつつあるのに
    現実を直視せず、政治や戦さにも
    口出しして結果として豊臣家の滅亡を早めた。


    概ねその通りなのだろうが、
    そうなった理由は従来からの
    ヒステリックで独善的な性格
    というだけでなく、


    実は淀君が無位無官であった
    ことが大きかったという見方がある。


    この時代、朝廷の権威など
    地に堕ちて久しかったが、
    それでも腐っても鯛、
    朝廷が授ける官位にはまだ
    大きな意味があったらしい。


    戦国大名の多くは
    出自も怪しく、
    自分のレーゾンデートル(存在理由)を
    実力以外に何も持たない。


    だから世の中が統一に向かって
    落ち着いてくると
    官位のような第三者証明が
    必要になってくるのだ。


    よってそこそこの小大名でも
    官位は申請して授かっている。


    ところが淀君は無位無官、
    しかも太閤秀吉の正夫人ですらなく、
    たんなる一側室の身である。


    秀吉の生存する唯一の子の母
    という以外には何もない。


    だから秀頼が死んだり、
    あるいは秀頼と引き離されてしまうと
    なんの地位もないただの秀吉の未亡人
    のひとりということになり、


    たいていは官位を持っている
    彼女が軽蔑しているはずの
    諸大名より下座につかなくてはならない。


    だからプライドだけは高い彼女は、
    頑なに居城の大阪城を出ることを拒み、
    秀頼にもそれを強要した。


    そのことが、結局大阪冬と夏の陣を
    誘発し、豊臣家を滅亡に導いた。


    一説では、
    徳川家康は当初豊臣家を
    滅亡させるまでの意図は無く、


    織田氏のように旧主として、
    力を持たない名誉だけの地位に
    退いてくれればいいと思っていたらしい。


    そのためにいろいろと画策したが
    結局は淀君自身が自滅の道を
    選んだのだという。


    この説の真偽はともかくとして、
    淀君の話は、官位、いまでいう
    肩書きの重要さを考えさせられる。


    サラリーマン時代には
    なかなか気づかないことだが、
    〇〇会社の社員というステータスは、
    本人が思っている以上に強力で


    不動産購入などで金融機関の
    融資を受ける場合など絶大な
    信用力を発揮する。


    特に会社が東証一部上場企業で
    地位も上級管理職となれば
    それだけですごい社会的値打ち
    がある。


    逆に個人の場合、
    どれだけ財産があろうと
    起業して成功しようと
    金融機関の評価は驚くほど低い。


    人の価値とは無関係のはずの
    肩書きの重さに愕然とする。


    くだんの淀君は、今ならば
    大会社の後継者の母というだけで
    なんの役職も、ビジネス実績もない
    ただの人であり、


    投資家(戦国時代の諸大名)は
    結局信用しなかったということ
    なのだろうね。




      

  • Posted by グッドリスナー at 17:30Comments(0)