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Posted by たまりば運営事務局 at

2014年07月23日

人口増加政策について


日本はすでに人口増加の
ピークを過ぎ、人口減の社会に
なっていることはよく知られている。


では、現在の出生率が今後も続くと
仮定するとどうなるか。


なんと約1000年後には、
日本から日本人が一人もいなくなる
のだそうだ。


たった1000年と聞くと
そんなに早くかあと思ってしまう。


それでなくても若年人口の減少は
よく言われるように労働人口
一人あたりが支える高齢者
が多くなり、社会負担が大きくなる
ことが懸念されている。


だから、政府は人口増加政策
に躍起となりはじめた。


だが、問題の本質は
人口減にあるのではない。


年齢別ピラミッドの
バランスが悪いことにある。



若年人口の多い社会は一時的に
活力はあっても永遠に人口増加を
維持できないかぎり、
将来的には必ず行き詰まる。


若者もやがては老い、
その後に続く世代に支えられる
対象になるからだ。
つまり社会福祉の費用が
爆発的に増大する。


ネズミ講やマルチ商法が
いずれは行き詰まるのと同様、
原理的にそうならざるを得ない。


だから人口というものは
急激に増えたり減ったりする
ことがダメなのであって、
絶対数の多い少ないの問題ではない。


さて、自分は人口問題を
どう見ているかというと、
比較的楽観論者である。


社会福祉の財源問題は、
高齢者が自分のペースで
働けるようにすれば
計算上のアンバランスは
かなり是正されるはずだ。
今はまだそうなっていないだけ
である。


社会というものは、
船と同じでバランスが崩れそう
になると復元力が働く。


政府は高齢者の起業や就業に
ほんの少し手助けをすればいいのだ。


就業人口の絶対数不足を
懸念する声もあるけれど
もはや今の時代、人力が生産を
支えている時代ではない。


むしろ知財の価値が益々高くなり、
どれだけ財産として蓄積できるかが
豊さの決め手になる。


だから今為すべきことは
社会全体としての教育投資と
特許技術などの知財をため込むこと、
ノウハウや洗練された経験値を
高めること。


それさえしっかりやっていれば
メディアが喧伝するような
不安には対処できると思っている。


石油はいずれ掘り尽くされるが、
知財は再投資で増やし続けることが
可能なのだから。



  

  • Posted by グッドリスナー at 23:55Comments(0)

    2014年07月23日

    ライオンがいなくなるとみんないなくなる


    ライオンやオオカミ、鷲などの
    いわゆる捕食者たち。
    生態系の頂点に立っている。


    子鹿がオオカミなどに襲われる
    シーンを見ると、「可愛そう、早く逃げろ」
    と思ったりするが、


    捕食者がいなくなると
    その世界そのものが荒廃
    してしまうという研究結果がある。


    捕食者を人為的に取り除くと
    どうなるか。


    ライオンやオオカミがいなくなると
    一時的に草食動物天下となるが、


    植物たちにとっては
    たまったものではない。


    増えすぎた草食動物によって
    草や木の芽は食べ尽くされ、
    山野は禿山となる。


    結局は草食動物のエサもなくなり、
    その環境からすべてがいなくなる。


    歴史上、実際にそんなことが
    大規模な形で起きている。


    エジプトやメソポタミア(今のイラク)
    というと、現代では砂漠だらけの
    不毛の地というイメージだが、


    実は数千年前の文明発生時点では、
    青々とした草木に覆われた
    豊かな大地だった。


    しかし、その地に住んでいた
    猛獣を人間が駆逐した結果、
    草食動物が大増殖、結果
    今見ているような砂漠が出来上がった。


    アメリカのイエローストーン公園も
    オオカミが絶滅した時
    環境のバランスが崩れ、
    ボロボロになったが、


    なんとオオカミを他の土地から
    再導入し、環境が元に戻すことに成功した。


    捕食者が存在しているというだけで
    草食動物は警戒し、草原に近づかないので、
    植物もゆっくり繁茂できるらしい。



    このように捕食者は環境バランスを
    保つためには必須の存在。


    特に小さな世界ほど捕食者の存在は
    環境のバランス保持に必要ということらしい。



    うーん、これって人間社会にとっても
    示唆的なことじゃないか。


    オオカミのいない小さな組織は
    居心地はいいけれども
    ひとたび世間の荒波にさらされると
    とてももろい。


    小さな組織の中にオオカミがいる
    というだけで、
    組織は緊張し、変化に対しては
    強くなる。


    そうか、サッカー日本代表の
    本田選手や、かつての中田英寿選手は
    オオカミの役割だったのかも。



      

  • Posted by グッドリスナー at 17:30Comments(0)